2011年12月アーカイブ

目利き商品として、ここ最近、毎月ご案内しているのが「果物」。
この果物、毎回、はーと&はあと「目利き委員」の私が、京都中央卸売市場の「丸仙商店」にお邪魔して試食し、何をご案内するかを選定しています。
一般的には、足を踏み入れる事が出来ない「京都中央卸売市場」の内部を少しですがご案内したいと思います!

私が、丸仙商店を訪問するのは、大体、お昼過ぎ。早朝は"せり取引"などが行われ活気に溢れている中央卸売市場も、お昼過ぎであればのんびりとした時間が流れています。
市場の内部には、仲卸業者(*注1)の店舗がたくさん並んでいます。

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*注1:仲卸業者 【なかおろしぎょうしゃ】
仲卸業者は、専門的な立場から消費者に代わって品物を評価し、市場における価格形成に重要な役割を果たしています。
中央卸売市場内に店舗を持ち、卸売業者から買い付けた物品を細かい単位に仕分け、調整し、小売業者、大口需要者等に販売することを業務としています。

広い中央卸売市場内で運搬に使われるのは、「モートラ」という電動式運搬機です。数十年前までは、ガソリンエンジンが動力の運搬機を使用していたのですが、排気ガスによる空気汚染、商品への臭い移りがあるため、電動式に切り替わりました。中央卸売市場内ではこのモートラに人が乗り、細い通路を行きかう姿が見られます。中央卸売市場内の移動には、この運搬機が便利な様です。

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さて、仲卸業者の1つである丸仙商店は、個人商店から昭和39年に有限会社に。法人としても既に50年弱、中央卸売市場で店舗を構えているそうです。
そんな果物のプロである丸仙商店・社長の辻さんや、奥村さんという男性が担当して下さり、毎回、丁寧に商品説明など、うんちくをお話下さいます。美味しさの見分け方や、どんな風に作られた等、興味深いお話をいつもお伺いしています。一般に安く売っている果物は、何故安いのかという、裏情報まで・・・。
聞けば聞くほど、奥が深い! これからは、そんなお話も皆様にご紹介して行きたいと思っています。

そして、果物をご購入頂いた方に、お話も一緒に楽しみながら召し上がって頂けたら幸いです。