癒しの空間

つんとした冷たい空気に、ひんやりとした風。もう季節はすっかり冬ですね。
そんな中、先月1枚の写真が飾られました。とっても素敵でしょ。

01IMG_2342.jpg

この写真は、ご利用者さんから貸していただきました。
お家には、ご自分で撮影された写真が飾られています。ある時、それが掛け替えられていることに気が付きました。沢山撮りためたものの中から、その季節に応じた一品を選び飾っているとのこと。

一品を撮るためには時間を惜しまない。光と影の構成を考え、雲の流れまでも待つ。ベストな瞬間が来たらそれを切り取る。まるで黒澤明監督ですね。
事務所にお越しいただいた方に見ていただけるよう、玄関に飾らせていただいています。
写真が1枚ある、それがこんなに心を癒してくれる空間になるなんて。ひんやりとした風にも負けずに訪問へ出発することができます。

この芸術作品の主は、寡黙で写真や読書が好き、静かな時間を大切にされている素敵な紳士です。その方にとっては話すこともリハビリになりますが、なにせ日本男児。日常で無駄な話はほぼなさりません。

ギャハハと笑いながら賑やかに訪問する看護師に付き合い、訓練や話をするのに苦労なさっていることと思います。でも当事務所の管理者の明るさにはこらえられず、なんと日本男児が爆笑されたのです。
訪問回数を重ねるたびに、自然な笑顔が多くなられたように感じます。
活動量も増え、食事も安全に食べるための努力を継続され、体重も少しずつ回復されています。介入当初より張りのある声で「○○をした。」という話しを聞けることが、とてもうれしく思います。

今後、写真撮影を再開されるまでになった時には、その作品も貸していただきたいと予約をしちゃいました(笑)。
これからも、ますます意欲的になられるサポートができれば幸いです。

IMG_2340.jpg

#晩秋#すすき#雲を描く#我が子は平凡な男児