食事療養のサポートを現場から発信

ただただ、耳を傾ける。

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

近頃の東京は、晴れマークから見放されっぱなしです。
秋の高い空が早く見たくてウズウズしています。
先日、西武ドームの近くを移動中、
セミの大合唱に混じり、トンボの飛ぶ姿がみえました。
少しづつ、秋が近づいています。

毎月の定期診療後に栄養相談のご予約をくださる女性がいらっしゃいます。
自宅では家族の耳が気になるからと、決まって外で面会です。
今月も、何処のお店にしようかと話し合い(これが結構楽しみでもあるのです)。
焼きたての分厚いパンケーキがイチオシのコーヒー店で待ち合わせました。

とある遺伝性の疾患でお悩みで、
・・・この疾患、親から受け継ぐ人と受け継がない人がいるんですが、
この女性は受け継ぎました。
この疾患について、食事療養の明確な指針は確立されていません。
私も、どのようにお話したらよいか、試行錯誤しつつ面談していました。
(詳細を記せないことをご了承ください)

今回、女性はひときわ深刻な表情です。
現状が芳しくなく、
近いうちに、女性が拒み続けた療養に進むと断言されたそうです。
思うようにならない体調へのもどかしさ、
これまでの療養に対する複雑な感情、
将来への悲観と希望の交錯。
淡々と話す女性から、さまざまな感情がほとばしります。
とめどなく思いが流れ出るのを見守りました。

思えば、今日は食事の話をしていないな。
でも、一歩踏み込んだお話となることが時としてあります。
食べることは生きること。
食事と日常の思いとは、密接に絡み合って切り離すことなどできないのかもしれません。

深刻なお話で、私にできることなどないのかもしれませんが、
女性が少しでも心軽やかに帰路につけるよう、ただただ耳を傾けました。


東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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