食事療養のサポートを現場から発信

教材を用いて減量中

こんにちは。京都管理栄養士の山村です。

秋晴れの日はとても気持ちいいですね。最近、雨も多いですが・・・

私達管理栄養士は、クリニックに栄養指導にもいってます。

50歳代、女性、肥満、脂質異常、性格温厚、家族同居、パートの仕事あり。

主治医より、減量するように指示が以前より出ていましたが、なかなか1kgも減らせられなかったという事です。

栄養指導も受けた事はあるんですけど・・・と。

そこで、私が担当させて頂く事になりました。

食事療養を実行していくのは本人なのですが、きっかけ作りをするのが、私の仕事です。

私はエビデンスに基づいた栄養指導とは逆で、「ナラティブアプローチ」(簡単にいうと、主観を含め

本人の全体性を重視するアプローチ)を実施する事が多いです。

若年の男性は圧倒的に数値をだし理論的に説明するのが効果的ですが・・・

この女性にもいきなり、「痩せましょう」「食事量減らしましょう」「運動しましょう」と通り一遍の事は言いません。

もちろんそれができるなら、すでに食事療養のスタートが切れているのですが、その手前の動機付けが

ないままは改善や悪化防止は望めないので。

今回のタイプの女性はしっかり目標を持ち、成果を一緒に確認する事で改善できます。

まず、自分の食事量・味を知ってもらう事を指導の導入としています。

合併症のリスク等、目を剥いて話します(怖いですが、ききます・笑)

当社には「栄養コントロール食」の教材があるので、容易に最初の一歩を踏む事ができます。

この女性も「あ~~!この量で・す・か!!!」

そうそう、主治医からの食事量の指示はこの量でっせ!でっせって(笑)

そんなん、今まで自分の具体的な必要量なんて誰も教えてくれなかった。

そんな教材があるなら、早く知りたかったわ。

先生に会えてよかった。一番うれしい言葉です。

そこからこの女性の快進撃は始まるのです。そもそもの食事量はもとより、あんなに、しょっちゅう食べていた

菓子パンをやめおかしを減らし、少しでも歩くよう心がける。

がんばれ!とエールは送れますが実行は本人。現在118kgあった体重は現在、105kg!

年内に100kg切りを目指しています。

あと、3ヶ月。2桁体重でお正月を迎える事を約束しています。

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本日の栄養コントロール食です。

写真は軟菜食、常食・軟飯です。35種の教材、栄養コントロール食を揃えています。

まず、管理栄養士と面談させていただいています。

食事療養や嚥下状態が悪くなり食事がとりにくい、体重が減ってきている方等、

栄養に関するご相談お待ちしております。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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