食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

梅雨らしい天候が続きますね。梅雨になっても今年は鯉が強いですね、虎はいつ雄叫びを上げることができるのでしょうか。一度活をいれに応援に行きたいと思います。

さて、前回のブログで案内しました、日本在宅栄養管理学会に6/25.26と参加していきました。

会としてはまだ4回目ですが、会の発足からは今年で実に20年目だそうです。

今年のテーマは「地域包括ケアと多職種連携」

去年ケアマネ講習でも何度もレクチャーいただいて勉強した(させられた)地域包括ケアといま在宅の勉強会ならどこでもクローズアップされている多職種連携。

他の先生方がどのような先進的な取り組みをされているのか学びにいってきました。

以下は会社に提出した報告書の内容を同じですが転記します。

<学会等の印象・研究の方向性について>

日本在宅栄養管理学会認定の訪問栄養指導士は数が少なく、また訪問栄養指導業務に従事できる仕組みが複雑なため普及と件数が少なく成果を出しづらい環境にある。ただ、国の制度として平成29年度には地域包括ケアシステムがすべての市町村でスタートすることになり、これまで都道府県が管轄していた居宅介護支援事業所なども市町村に移行される。さらに2020年には医療・介護保険の同時改訂が行われる。本年度の栄養指導料改定のように在宅栄養指導料の改定や制度の枠組みをより在宅の栄養士が活躍できるよう、また地域包括ケアにおける多職種連携の輪の中に入っていくためには2020年までに在宅での栄養指導にて実績と成果を出す必要がある。

そのために、管理栄養士の拠点としての栄養ケアステーションの構築や管理栄養士のスキルアップ講習会、指導依頼の仕組みづくりなどに取り組んでいく。

特に実績、成果の点では、ターミナルや重度の嚥下障害では個々の状態により難渋なケースが多く介入しても成果を出しづらい。成果を出すためにはより早期に介入することで比較的成果をコミットできるフレイルや生活習慣病、また減量などが必要な方を対象に取り組むのも方針として有効である。との意見交換や発言を拝聴しました。

会としても地域包括ケアへの参加や多職種連携するだけでなく、栄養介入することで成果を出すことがとても大切で、ただ栄養士一人では成果は出せないから地域包括ケアシステムや多職種連携が必要になってくるということを先生方は強くメッセージとして発信しておられました。

 

色々な取り組みやシステムの活用・構築も必要ですが、一番大切なのは、『成果を出すこと』です。栄養士はついつい想い優先で成果を出すことを後回しにする傾向があるのかもしれません。成果の出ない介入はしないぐらいの決断力も身に着けていかないとダメですね。

勉強させていただきました。

 

今年最初の冷麺デビューは韓国風冷麺にしました。食べログでも紹介されたそうです。

ご馳走様でした。

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大阪谷町6丁目付近のお店にて

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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