食事療養のサポートを現場から発信

夏の水分補給

こんにちは。東京の六波羅です。

暑い暑い!
毎日、溶けてなくなりそうな暑さですよね・・・
加えてオリンピックでは、選手たちが大熱戦。
ちょうど日本の真裏のリオデジャネイロ、
真夜中の観戦に、寝不足気味の方も多いのではないでしょうか。
国民が興奮して、さらにヒートアップの日本列島ですが(笑)
みなさま、キチンと水分摂りながら応援しましょう★

そんなわけで、本日のテーマは『夏の水分補給』です。
上手にカラダに摂り入れるために、ちょっとしたコツをおはなしします!

まず、風呂上りにビールで乾杯!というあなた。
それ、水分補給の観点では、一番やっちゃダメなやつです(ザンネン)。
アルコールは液体なので水分と勘違いしがちですが、違います。
重ねて、アルコールは代謝の過程で大量の水分を必要とし、
体外へ排出してしまいます。
つまり、喉の渇きが癒されないばかりか、脱水症状一直線・・・
お酒を飲むときは、交互に水かお茶を飲みましょう。

そのお茶ですが、
水分補給として『最適ではない』場合もあります。
カフェインという物質は、利尿作用が強いのです。
お茶のうち、緑茶・紅茶はカフェインを多く含みます。
カフェインの代名詞はコーヒー。コチラも同様です。

スポーツドリンクを飲むという方もいると思います。
こちらは、『健康ならOK』。
体液と同じ浸透圧で作られたこれらの飲料は、
カラダにゆっくりじんわりと水分を溜め込んで行きます。
しかし、糖分塩分が多く、糖尿病や腎臓の疾患がある方は医師の指示が必要。
健康な人でも、水代わりに常飲することは、
『ペットボトル症候群』という急性の糖尿病を発症する原因にもなります。
スポーツ前後、入浴前後など、普段より汗を多くかく場面に限定して利用しましょう。

最近よく聞くようになった、OS-1などに代表される『経口補水液』。
スポーツドリンクと混同されがちですが、
こちらの組成はより高度な脱水状態に適したものとなっています。
吸収もスポーツドリンクと比較しスピーディーです。
下痢や嘔吐で急速に水分を失った場合は、経口補水液が第一選択です。
一家に1本備えておきましょう。

結局のところ何を飲めばいいの??と思っているみなさま。
夏の水分補給として最適なのは、『カフェインを含まない飲料』です。
代表的なのは麦茶。汗と共に排出されるミネラルも含みます。
夏によく出回るのは、理にかなっているのです。
他に、黒豆茶、ルイボスティー、ごぼう茶など・・・
お好みのものを探してみましょう。

ちなみに、夏は塩分補給も大切と聞きます。
これは、汗と共にナトリウムを失うため、なのですが、
個人的には、1日3回の食事が摂れている方に、
追加で塩分を摂る必要はないという見解です。

麦茶じゃなく、緑茶やコーヒーが飲みたいのよという方、
ダメなわけじゃないので安心して飲んでくださいね。
なお、カフェインは抽出する水の温度が下がると溶け出しにくくなるので、
水出しで作ってみてはいかがでしょうか。

どんな水分も、喉が乾く前に飲むのがコツ。
少量ずつ、こまめに飲むと良いといわれています。

さてさて。
職場の近所で、大相撲の巡業をやってました。
IMG_3685[2].JPG
お相撲さん見られるかと期待したのですが、
ひとりもお見かけしませんでした。ザンネン・・・


東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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