食事療養のサポートを現場から発信

クッキングセミナー★

こんにちは。東京の管理栄養士・六波羅です。

日曜の昼下がり、
摂食嚥下指導に尽力されている歯科医師に誘っていただき、
『最期まで口から食べる楽しみを地域全体で支える』ことを
信念に活動なさっている団体の、
クッキングセミナーに参加して来ました!

今回のテーマは『イタリアン』です。

↓まずは、鮭のムースを作ります。
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卵白や生クリームを加え、ミキサーにかけてペースト状に。
咀嚼(噛むこと)や、嚥下(飲み込むこと)を助ける食形態にします。
生クリームのような油脂を多く含む食品を加えると
口腔内でのすべりを良くし、エネルギーアップにもつながるため、
食事量が減りがちな高齢者にもぴったりです。

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↑ラップで成形し、蒸し器で加熱します。

蒸し時間を利用して、次の料理。

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↑イタリアンらしい彩り豊かな野菜たちは・・・

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↑細かく刻んで炒め煮にし、ラタトゥイユに。
こちらは通常食に近い食形態です。
煮込み時間や、切り方の大小の調整で食感を変えられて、
冷たくても温かくても食べられます。
単体で食べても良し、肉や魚、パスタのソースに良し、
とても使い勝手のよい料理です。

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↑飾りのパプリカは、オーブンで皮目を焦がして取り除くと
甘みが増して、食感もトロットロになります。
これなら、噛む力が弱くても食べられそう。

↓出来上がり★

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盛付は自由に。
ロクハラのセンスはいかがでしょうかね?(笑)
鮭のムースにはバジルソースを、
デコレーションにバルサミコ酢とミントを添えました。

鮭のムースと焼きパプリカに敷いたのは、
茹でたじゃがいもに生クリームとチーズを加え、
鍋にかけて練り上げたものです。
クラッカーのディップにして、白ワインを合わせると激ウマでした!

参加者のみなさんは、歯科医師や栄養士だけでなく、
言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士など。
地域の市民サポーターの方もいらっしゃいました。
他職種で在宅療養を支える活動、
私も是非、地域の力になりたいと思いました。

よく食べて、ほどほどに走る(笑)
管理栄養士ロクハラでした(今日のブログは写真が豊富)。
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東京・管理栄養士  六波羅 美幸

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