食事療養のサポートを現場から発信

服薬の声かけ

こんにちは。カスタマー管理栄養士の島田です。

梅雨突入ですが、ここ1週間は空梅雨モードですね。日差しもきつくニュースなどでも熱中症対策の情報をよく聞くようになりました。梅雨の時期は室内で熱中症になるケースが多いようで、配送員からの声かけが必須ですね。

さて、そんな天気の良い日曜日の午前中に1本の電話が配送員からカスタマーに入りました。

「今、お昼のお食事をお持ちしたYさま。手渡し時に

 『昨日の夜にその日の夜に飲む薬と今日の夜飲む薬を飲んでしまったかもしれない。今日の朝の薬は飲んでも大丈夫かな?まだ朝ご飯食べずに配送さんがくるのを待っていた』といわれた」とのこと。Y様、認知症状も見られる方で、ほんとに夕方の薬を2回分まとめて飲んでしまったのか、実は誤ってほかしてしまったのかどうも不明(ただ、服薬カレンダーに今日の夜の薬はないことから、たぶん飲まれてしまったのだろうと推測されました)

はーと&はあとから、薬を飲んでも大丈夫とも、飲まない方がよいともいえず、配送さんとYさまには、関係機関やご家族に連絡を取るのでしばらくお待ちくださいとお願いしました。

弊社の利用台帳では緊急時にご相談できるご家族様、またかかりつけ医やケアマネジャーの連絡先などが把握できるようになっております。(何かあればすぐ相談報告連絡ができる体制は安心です)

ただ、その時は、ご家族にも、かかりつけ医にもケアマネジャーさまにも連絡をしてみましたが日曜の午前中ということもありどこも繋がらず。何度かコールしても留守電や応答が無い状態でした。

そこで、台帳の介護サービス情報を確認したところ週2回、訪問看護サービスを利用されていることを確認(ただ、訪問看護の連絡先は不明でした)

Y様にお電話して「いつも来ていただいてる看護師さんの連絡先わかりますか?」とお尋ねしたところ。

「いつも来てもらっている看護師さんは、〇〇さんと××さん。事務所の名前は△△」と

さらに

「緊急の時は070-〇〇〇〇-××××にかけるように書いてある紙がある」と教えていただけました。(僕の方から看護師さんにお電話してもよろしいですか。と確認をとり)看護師さんへ「Y様が薬を重複して飲まれてしまったようなのですが、詳細は電話では不明です。朝の薬を飲んでいいかどうか朝ごはんを食べずに待っている状況です。ご指導いただけないでしょうか」とお願いしました。

その後、看護師さんが緊急訪問して、服薬の指導を行っていただき、朝のお薬はちゃんと飲まれたようです。(看護師さんからご報告いただきました)

午後の配食の際はバイタルも安定されていて大丈夫と訪問に来られていた方からも聞くことができました。よかったです。

看護の専門的な指導や服薬管理は配食サービスではお受けできませんが、配食時の声かけで変化に気がつき、すぐにそれを報告し連携できる体制を構築しておけてよかったです。介護サービス情報も変更や修正が日々起こりますので、連携体制を維持できるよう更新を怠らないように努めたいものです。

 先日、中古の革靴を買いに寄った店で10年前から履いてるボロ靴を磨いてもらいました。きれいに活き返った靴を見てメンテナンスの重要性を知りました。

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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