食事療養のサポートを現場から発信

血糖値の安定と、腎機能の維持

こんにちは、京都 管理栄養士 原です。

今日の朝、セミの声を聴き、夏の訪れを感じました。

蒸し暑い毎日なので、これよりあつくなるのか。。。と気持ちが沈みますが、暑さを吹き飛ばし、バイクで駆けまわります!

先日、担当者会議に参加させて頂き、お食事スタートとなった利用者様の報告です。

30年ほど前から糖尿病を患い、血糖コントロール不良が続き、数か月前に教育入院にてインスリン療法を導入されました。

インスリン療法開始となり、自己血糖測定、インスリン注射に取り組まれておられましたが、お食事時間が一定ではなく、
聞き取りでは、低血糖の症状をご本人が感じられ、低血糖が頻発している状況でした。
そのため、低血糖が起こる前に、低血糖予防を自己判断でされておられ、なかなかコントロールがよくならない状況でした。

長らく血糖コントロール不良の状態が継続し、糖尿病の合併症でもある腎臓機能に影響が出始め、診察でも透析という言葉をだされてしまうようになったとのこと。

透析を回避したいし、、そのためには食事療養が必要と痛感するが、何を、どのくらい食べてよいのかわからないとお困りでした。

糖尿病で腎症に進んでしまった糖尿病性腎症の方用のお食事を毎日の昼、夜にお届けし、朝食の食事の内容なども細かく指導させていただくことで、一日3食管理されたお食事を食べて食事療養をスタートされることになりました。

普段味の濃いものを食べておられたため、開始後一週間は減塩になれることを第一目標に設定しました。

開始2週間ほどですが、減塩にも徐々に慣れてきて、お食事がおいしく感じるようになったとうれしいお声をいただきました。

人によっても差はありますが、しばらく減塩食を食べると減塩に慣れてきます。

今後も、減塩に心がけ、腎機能の維持のためにしっかりとサポートしていきたいと思います。

はーと&はあとのカタログにも血糖コントロールの目安を載せています。

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糖尿病危険信号のチェックシートです。一度ご自分の生活を見直すきっかけにチェックしてみてください。

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はーと&はあと 管理栄養士 原

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