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第6回日本在宅栄養管理学会学術集会へ参加してきました

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

大阪北部を中心とする地震、ならびに豪雨により被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

かくいう自分の家も地震の震源地に近く、家財が散らかりましたが特に1週間程度お風呂に入れなかった以外は怪我もなく大事なかったのが幸いでした。

さて、先日6月9日・10日に愛知で開催された第6回日本在宅栄養管理学会学術集会へ参加してきました。在宅訪問を行っている管理栄養士やドクター、看護師たちが一堂に会する集会です。昨年も参加して、その時もブログでお伝えして来年は発表を、と言っていたのに今回も参加のみとなってしまいました。(来年こそは必ず発表を!しないと単位更新がやばい)

毎回参加が恒例になってきましたが、そのたびに在宅では低栄養・フレイルが一番の話題になります。相談件数では生活習慣病や摂食嚥下が多いのですが、それらのベースには低栄養やフレイルが潜んでいることが在宅ケアに携わる者には周知の事実となってきています。

高齢の方が肺炎発症した際の平均入院期間は約55日

それにかかる入院費は約170万円

そして周知の通り、死亡原因第三位はその肺炎です。それも自分の唾液を誤嚥しての肺炎発症が一定数あり、その原因は低栄養状態が関係していることも多くのエビデンスにより示されています。低栄養からの浮腫・肺炎を予防することが、入院や死亡フラグを立たせないことであることを毎度のことながら再確認してきました。

体重変化、嚥下状態、筋量の低下からくる社会的参加の減少を定期的にモニタリングすることが必要ですね。(前にも同じようなブログを書きましたが、再認識)

学会後名古屋.JPG

学会終わりにあまり時間がなかったので、新幹線を待つ間に名古屋名物を一口ずつ堪能してきました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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