食事療養のサポートを現場から発信

痩せない原因は・・・

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

少し暑さがマシになった?と思える日が続きましたが、まだまだ8月。まだ暑さも紫外線対策も熱中症対策も必要です。

さて、先日の栄養指導時のお話です。

その方は片方の腎臓がない男性。4か月ぶりの指導です。

いつも熱心な奥様とご一緒ですが、今回は奥様の都合が合わずお独りでの指導。

熱心な奥様のおかげで減塩はできており、腎機能も安定。少し過剰気味の体重コントロールがご本人様の課題です。

「体重が減らないねん。食べてないねんけどなぁ・・・」

よくよく聞くと、8日目の便秘だとか・・・

「便がでると2kgぐらい減ると思うねん。」と。

8日も放置?!

便秘は、腸内にうんちが長期間溜まった状態ですから、私達の腸内細菌に悪い影響を与え悪玉菌が増殖します。そして便秘が続くと、それらの有害物質はどんどん腸壁から吸収されて、血液中をめぐり、肌荒れや様々な病気にもつながると考えられています。

一般的な便の水分量は80%ですが、大腸に長時間とどまってい便からは、水分がどんどん吸収されていくので70%以下になり、硬くなってしまいます。硬くなると余計に腸内で動きにくくなり、どんどん溜まる・・・と悪循環に陥ってしまいます。

便秘予防には

まずは食物繊維をよく摂ること。食物繊維は、善玉菌のエサになり、水分を吸収してスムーズに外に運ばれる便を作ってくれます。そして発酵食品を摂ること。

腸内細菌は十人十色ですから、いろいろな発酵食品を摂取しご自分に合うものを見つけると良いです。そして腸内細菌のエサになるオリゴ糖も摂ること。

そしてウォーキングなどで便を「出す」筋肉をつけること。

この患者様のように「食べないダイエット」はよくありません。

食べないと、便の元になるものがありません。

便秘になると悪玉菌が有害物質を発生させ、血液中をめぐり、身体はそれを排除しようと働き、本来の働きであるエネルギー代謝が落ちて、痩せにくい身体になっていく・・・

「ご飯は1日に70gくらいしか食べてないわ。体重減らさな、と思って食べてなかったんや。」と。

ご飯には食物繊維も水分も含まれます。

ご飯、食べ過ぎはよくありませんが、極端に減らすのも問題です・・・

暑いですが、しっかり食べて快便を☆

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

IMG_1875.jpgご飯食べましょう・・と言ったばかりですが(^^;

先日の我が家の夕食。(栄養指導で写メを撮って頂いている患者さんの身になって、最近撮っております(^^;)

チキンと夏野菜のトマト煮、水菜とアボカドとツナの冷製パスタ。

夏の冷製パスタはレモン汁を効かせてさっぱりと♪

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