食事療養のサポートを現場から発信

誤嚥性肺炎で退院された方の管理栄養士の関わりについて

こんにちは(・∀・)北摂管理栄養士の杉浦です。

 

本格的に寒くなってきましたね。

最近はダウンジャケットの上にロングのダウンコートを着て、足元はレッグウォーマーと寒さ対策を万全にして原付に乗っていますが、この先もっと寒くなったらどうしよう・・と思案中です。

 

 

さて、今日は誤嚥性肺炎で入院をされていた方の退院後の管理栄養士としての関わりについてお話をしたいと思います。

 

70歳代男性、ご自宅で生活をされていましたが誤嚥性肺炎で10日ほど入院、退院時の食事指導ではミキサー食をゲル化剤で固めた『ムース食』と『とろみ水』を在宅でもご用意くださいと話があったとのことでした。

 

お食事はご家族が用意をされますが、新型コロナの影響で入院中は面会に行けず実際にどのような食事なのか想像がつかない、何をどのくらい食べたらいいのかわからないとのことで当社にご相談があり訪問をさせていただきました。

 

初回面談にて、おかずは当社のムース食「スムースグルメ」を利用することとなりましたが、水分のとろみはどの程度の粘度なのか、おかゆもムース状にするのか、ミキサー粥でも大丈夫なのかと様々な疑問が出てきました。

また嚥下機能を評価できる環境が整っておらず今後もずっと同じ食形態を続けていくのか、嚥下機能の向上もしくは低下となった場合の評価はどうするのかと問題が出てきました。

 

そこで現在の嚥下機能を知る為、外来で嚥下機能検査を行っている病院の情報提供を行ったところ翌週には検査に行かれ、結果、舌でつぶせる硬さ(ソフト食)までは食べることができ、おかゆもミキサーではなく全がゆを食べられると評価されました。

 

結果を受け、当社のソフト食「TaBeLuソフト」へ食形態UPの提案及び中等度の水分トロミの付け方、1日の必要摂取量について、自宅で食事を作られる際の食材の選び方・調理方法のポイントについてアドバイスを行いました。

 

現在はご家族が食事をご用意されており、発熱もなく食事をしっかりと召し上がられているとのこと。また言語聴覚士の方も介入されることになり安心して在宅で食事ができる環境になったことを嬉しく思います。

 

ご家族の方がお食事を作られるようになったことで現在は当社のご利用はございませんが、今後食形態が変わったり体重や栄養状態が気になったときはいつでもご相談いただける存在でありたいと思います。

 

<カタログをご希望の方は下記から閲覧・ダウンロードできます>

https://www.810810.co.jp/download/

 

今年の私、杉浦のブログはこの記事で終わりとなります。

来年こそはコロナが終息し、会いたい人や行きたい場所に気軽に行ける世の中になりますように。。

 

本年は大変お世話になりありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

20201204 桜.jpg

 先日吹田エリアを原付で走っていたらきれいな桜を発見しました。

冬に咲く桜は初めて見たのでびっくりしましたΣ(゚Д゚)

 

 

 

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 杉浦 和希

 

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