松政千佳子のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

朝晩涼しくなりましたね。バイクでの訪問も清々しいです。

ただ、日中は、蒸し暑い時もあるため、その温度差で体調不良になっておれる方もいらっしゃいますので、気を付けてくださいね。

さて、今日は、長年ご利用頂いている慢性腎不全の利用者様のT様のお話。

80歳代、男性、独居、要介護Ⅰです。

毎日昼食と夕食をお持ちしています。当初は、夕食だけで、少し離れた所にお住みの娘様が昼食を準備されていましたが、その負担軽減のために昼食も追加になりました。

医師からの許可ももらい、休肝日を設けながら、晩酌も楽しんでらっしゃいます。

最近まで数値は安定していたのですが、ここ二ヶ月ほど、上昇。

クレアチニンが2台から3台、カリウムが5台、そして、6台へ。

これは、「絶対につまみが増えている!」と察知した私は、お電話口で「そんなにいつもと変わらない」とおっしゃるT様に、「一度訪問します」と言って自宅訪問しました。

すると、お話を聞いていくうちに、部屋の角のダンボールの中から、おつまみ用に買ったチーズ味のスルメやせんべい、ピスタチオなどが・・・

「やっぱりこれはあきませんかな!?前からもちょっとは食べてたんですけどね。一応、今はやめてるんやけど。」と。

ここ最近は特に、これらのおつまみの量が増えていたようです。

そして、最後に冷蔵庫の中からも出てきました。鮒ずしが・・・

ピスタチオはカリウムが多く、スルメやせんべい、鮒ずしは、塩分、蛋白質の過剰につながります。

ご自分でも自覚はおありになり、とても理解力のある方なので、なぜ、ダメなのかを説明すると、分かってくださいました。

ただ、今後も油断は禁物です

と言うのも、この方の場合は、ご自宅がお店なのです。

80代と言っても、パソコン操作はお手の物。

検査データや体重管理までもパソコンでされています。

そのため、インターネットでの買物は、外に買物行くよりも便利とよく使っておられます。

訪問中も○○ゾンから宅配便が届きました。

「安くて便利なんですよね~」とおっしゃってました。

便利というのも考え物ですね。魅力的なものが直ぐ手に入ってしまいますので・・・

T様には、しばらくは、ネットでの食べ物の買い物は休んでもらうようお願いしました。

次回の検査は今月末です。少しでも結果が出ますように!!

はーと&はあと 管理栄養士松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日訪問したご利用者様のお話。

80歳代、女性、慢性腎不全、要支援2、独居のK様。

お嫁様との面談の後、担当者会議にも出席しました。

一年ほど前の血液検査では、問題がなかったようてすが、久々に血液検査をしてみると、クレアチニン等の数値が高くなっており、このままでは透析導入になるとのことで、急いで教育入院されました。

そのため、周りの家族様やケアマネージャー様などは、慌ててサポート体制を組み、はーと&はあともその一員として加わることになりました。

しかし、ご本人様は、そのスピードについて行けず、戸惑い気味です。

「自分は何処も痛くもないし、しんどくもないのに、色々制限されて・・・」と。

とてもきゃしゃな方なのてすが、その言葉を発せられた時は、さらに小さくシュンとなっておられました。

その姿を見た、お嫁様、ケアマネージャー、看護師、ヘルパー、デイサービスのスタッフの方、皆が、顔を見合わせました。

皆「なんとかこの方のお手伝いをしたい」と思ったと思います。

ゆっくりとK様の病状のことを説明し、それぞれの役割について説明しました。

そして、何より、K様のお気持ちを確認しました。

すると、今まで通りに生活をし外出も散歩もしたい、食べたいものも食べたいとおっしゃいました。

皆そのことをダメと言ってはいないのですが、K様は、あれもこれもダメと言われると思っておられたようです。

はーとでは昼と夕食をお持ちします。

そのため、朝食にK様が食べたいもの、チーズや卵を取り入れてもらうことになりました。

もちろん、制限もあるため、毎日というわけにはいかないのですが少しでもK様のご希望を叶えたいと思います。

今回、改めて、ご本人様のお気持ちや病気への意識等を確認し、その方の思いに耳を傾けることはとても大切だと思いました。

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

暑い暑いが口癖となり、利用者様には「熱中症に気を付けてください!」と言う毎日ですが、ある利用者様は、クーラーにかかりすぎて体調不良になられたのこと。

クーラーの温度設定にも気を付けてくださいね!

さて、今日は、夏場の水分補給について少しお話ししたいと思います。

そもそも、どうして水分補給が大切なのかというと、私たちの体の50~60%(成人は55~60%、高齢者は50~55%と体内の水分量が少なくなっています)は、水分で、この水分は、体温調節をしたり、体内への栄養分の運搬や老廃物の排泄をしたり、血液や細胞にも存在し重要な働きをしています。

そのため、汗をかくことで体内の水分が失われたのであれば、水分補給をしないと熱中症などを引き起こし、命に危険が及ぶことがあります。

しかし、皆さんは、水やお茶を飲むことだけが水分補給と思っていませんか?

それは、間違いです。

水やお茶だけが水分補給ではありません。

通常、水分の6割~7割は食事から摂取していると言われ、三回の食事から約1000ml摂取することができます。

つまり、食事からも水分補給をしているのです。

よって、夏場になり、食欲が落ち、食事量が減るということは、同時に水分不足にもなっているということになります。

そのため、水分補給のためにも、バランスの摂れた三度の食事が大切です。

ただ、やっぱり食欲がなくて、たくさん食べることができない方は、食事に汁物をプラスしてみてはどうでしょうか。

汁物は、体に必要な水分と塩分を摂取することができます。

お好みの野菜などを入れ、具だくさんにして味噌汁などを召し上がってください(水分と塩分の制限がある方は、ご相談ください)。

高齢者の方に多い飲み水を控えがちな方や自分でたくさん水分を摂ることができない小さいお子様にもおススメです。

私の息子は、1歳2か月で、いつの間にシャワーを浴びたの??というくらい、本当によく汗をかきます。

脱水が心配になり、お茶を飲ませるのですが、なかなか上手く飲んでくれません。

そのため、水分補給のために、食事に汁物をプラスしています。

ただ、汁物が苦手という方います。

そんな方は、食後にゼリーはいかがでしょうか。

柑橘系のゼリーなどであればさっぱりしていいのではないでしょうか。

ただし、糖尿病や肥満気味の方は気を付けてください。

 しっかり食事を摂って、暑い夏を乗り切りましょう!!

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

毎日、汗がたらたらですが、皆さん、こまめに水分補給してくださいね!気づいたときには遅いですよ!

 

さて、今日は、長年利用されている利用者様のお話。

70歳代、女性、慢性腎不全で毎日の昼食と週に1回の夕食をご利用されています。

腎臓の機能が悪化しないように毎月の検査値を確認させてもらっています。

長年、少しの変化はあるものの、数値は維持されており、クレアチニンは1台後半でした。

しかし、4月、5月の検査値が上がっており、2台に。尿素窒素やカリウム値も上昇していました。

「これは、大変!」と思い、食事内容を確認しました。

すると、はーとからお持ちしている栄養コントロール食のご飯を食べすぎは良くないと思い、最近は、よく残していたとのこと。また、夕食のおかずの量が多くなっていた様子。

エネルギー不足とタンパク質が過剰、そして、おかずの量が増えたことで塩分過剰になった事が原因ではないかと分析。

腎臓の機能を悪化させないためには、エネルギー不足にならないこと、タンパク質(肉、魚類)を摂りすぎないこと、そして、塩分を摂りすぎないことが食事療養のポイントとなります。

よって、ご飯は残さず食べること、夕食のおかずの量は、昼食の量を参考に食べ過ぎないこと、そして、味付けについても注意するようお話をしました。

そして、1ヶ月が経ち、ドキドキの検査結果が出ました。

すると、クレアチニンは、1台に戻り、最近の数値では一番良い結果になりました。

「良かった~」とほっとしました。

そして、この利用者様も「先生にも褒められた」と喜んでおられたのですが、配送員にも感謝のお言葉がありました。

「毎日、食べ過ぎていないかと声掛けしてくれるおかげ」と。

そう、配送員がいつも利用者様の食べ過ぎを防ぐために、声掛けをしてくれていました。

私たち管理栄養士は、定期的にその方の病状等を把握したり、お話しはするものの、毎日の把握や声掛けはできません。

しかし、その方に意識をしてもらい注意してもらためには、こまめな声掛けは、とても大切です。

今回、配送員がこまめに声掛けをしてくれることで利用者様も注意ができたようです。

私からも配送員に感謝です!日々の声掛けって大切です!

配送員は、私たちの代弁者でもあり、目でもあります。

今後も、配送員としっかり連携して利用者様をサポートしていきます。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、京都管理栄養士松政です。

 

ますます暑くなってきましたね。

「やってきたぞ、夏!」って感じですね。暑さに負けず頑張りたいと思います。

 

さて、私も先日、ある利用者様宅に低栄養・摂食支援食TaBeLu+のご試食を持って訪問してきました。

この利用者様は、以前にはーとの健康バランス食をご利用頂いていました。

しかし、硬い物が食べにくくなってこられ、キザミや一口大は合わないとのことで、ご利用停止になっていた方です。

 

その後他社もご利用されていたのですが、硬い物が食べられないという悩みは解消できていないとケアマネージャー様から伺っていました。

 

そこでTaBeLu+のご案内をケアマネージャー様にし、ご試食となりました。

 

最近のご様子を伺うと、やっぱり硬い物は食べられず、最近は、見るだけで、「これは食べられないな」と諦めていたとのことです。 

 

そのため、お持ちした試食のおかずの一品を見られ、「これは、私には無理よ」と。

「食べやすいように調理しているので、一口試していただけませんか?」と私。

じゃあ、試しにと食べてくださいました。

すると「あっ、大丈夫!」と笑みがこぼれました。

そして、もう一品、「これは、無理かもね~」と言いながら口に運ばれると、「あっ、これも大丈夫!」と驚いたように笑みがこぼれ、感動してくださいました。

 

その笑顔が私の心に突き刺さりました。

「こんなにも喜んでもらえるんだ!」と素直に嬉しく、私も感動しました。

 そして、硬くて食べることができないということが、この方にとっては、とてもストレスになっていたのだと改めて分り反省しました。

一言に硬いと言っても、その方によって理由はそれぞれです。

噛む力が弱い、噛み切ることができない、歯がない、歯を治療している、口の中を怪我しているなどなど。

でも、食事を食べることができないストレスは同じです。

そのストレスを少しでも解消する、そして、食べることをあきらめてほしくないという思いが詰まったお食事がTaBeLu+です。

噛むことにストレスを感じておられる方、ぜひ、ご相談ください。

食べることのできる喜びを一緒に私達と共感させてください。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

 

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