めぇ~ みみ~ はぁ~

サロンでは「最近、レンコンやゴボウが硬い。肉も硬いから食べにくい。」など食べることにお困りな方向けに「やわらか食」をお召し上がりいただいていますが、ご自分の味覚の低下や口腔状態について自覚されている方は少ないようです。

「目が疲れる。」から始まり「新聞が読みにくい。」「老眼鏡が必要になった。」「テレビの音が大きいと注意される。」「電話の声が聞こえにくい。」「玄関のチャイムに気が付かない。」などなどが思い当たる方はいらっしゃいませんか?
 
ちょっと関西弁で...
「めぇ~(目)も、みみ(耳)も悪なってきたわぁ~」という方は、
「はぁ~(歯、口)」は大丈夫ですか?
視覚や聴覚の衰えは自覚されている方が多いのですが...
咀嚼の力が低下してくると、唾液の分泌が減少したり、舌にある味を感じる味蕾(みらい)が少なくなってきます。そうすると塩味を感じにくくなってきます。
塩味に対する感度が鈍ってくると、全体的に味が薄く感じられ、濃い味を好むようになります。最近、味の好みが変わってきた方!咀嚼の力もすこしずつ弱くなっているかもしれません。お薬の副作用や病気の影響など様々な要因もあるかと思いますが、毎食の食事で気が付けることもあります!
超が付くほどの食いしん坊の私は、少しでも長く美味しいものを美味しいと感じて食べたいので、定期的にメンテナンス(歯科受診)を心がけています!

サロンの「きゅうりの酢の物」には、きゅうりのポリポリ、シャキシャキ感はありません。しか~し!!咀嚼の力が弱くても食べやすく、咀嚼を助けると言いますか、すこ~し噛んだ感じを味わえます(わかりにくいですよね...すみません)。
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きゅうりの食感にこだわり、ここまで来るのに10回以上の試作を重ねて、管理栄養士の大都さん絶賛の「きゅうりの酢の物」になりました!
最初の数回はきゅうりの皮の処理で悩み、調理方法、食感、味付け、きゅうりの水分にはホント泣かされました(+_+)
若干の食感を残しつつ...というところに開発の難しさ(いえいえ、楽しさが♪)が隠されています(笑)
味付けも高齢者の方向けに酸味を抑え、マイルドな酢の物です。
今日は25人前を調理しました。