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糖尿病

男性 / 76歳

糖尿病とは、糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモンが不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。

生活環境 生活状況
昼間独居 視覚障害(ほぼ全盲)があり、一人で外出はされない。買い物などはヘルパーに頼まれている。
ご利用の経緯
糖尿病歴7年。2020年7月の血液検査で血糖コントロール悪化。心疾患もあり減塩も合わせてHbA1cが改善すように、今の食事内容確認し本人様への栄養指導行ってほしいと担当のケアマネジャー様より、ご紹介いただきました。
ご利用の食種
塩分調整食 1600kcal 蛋白質65g 塩分5~6g 常食・米飯
配食ご利用状況
昼食:
夕食: 火木土

管理栄養士からのアドバイス
竹輪が担当しました
初回面談行い、血糖コントロールの改善を目標に3つの行動目標を決めました。
①配食に調味料かけずに食べる。
②塩蔵品(漬物・練り物(かまぼこ・かにかま等)・ハム・ベーコンなど)は摂取を控える。
③野菜→たんぱく源(お肉・お魚・大豆製品など)→炭水化物の順番で食べる。
目標達成し、8月末にはHbA1c改善。

11月に再度血糖コントロール悪化。本人様に食事内容ヒアリングすると、18時に夕食を食べ22時ごろお腹がすきロールパン1袋を食べていた。お酒も毎日、日本酒をとっくり8分目1本飲んでいたとの事なので、新しい行動目標決め、HbA1cの改善を目指しました。
  目標:HbA1cを7%台に下げる。
行動目標
①夕食後のパンの間食を、糖質の低いゆで卵(無塩)やミニトマトに変える。
②休肝日を週2日つくる。

血液検査の変化(2020/8~2021/2)
血液値は利用者様からの申告によるものです
ご利用後の変化
12・1月は夕食後にゆで卵やミニトマト食べていたが今は間食なし、飲酒量も減り欲しいと思わなくなった。主治医の先生からも、「食事療法しっかり頑張った結果ですね」と褒められたと嬉しそうに話されました。
良好な状態の維持のために、今のお食事内容継続するよう指導。