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糖尿病

男性 / 60歳

糖尿病とは、糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモンが不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。

生活環境 生活状況
お一人暮らし 自立されており、買い物・調理等身の回りのことはご自身で管理されている。服薬なし
【食事内容】
朝:菓子パン 牛乳
昼:きな粉もちや豚まん、そうめんなど
夕:スーパーの惣菜、レトルトご飯
水分:スポーツドリンク 1L
ご利用の経緯
元々ご夫婦で暮らしておられましたが、奥様が入院された後一人分の食事を作るのが大変であるため惣菜等を購入。体重増加・HbA1c悪化し主治医よりこのままではダメだと指導を受け当社へご相談され2021.10月初旬より配食をスタートされました。
ご利用の食種
カロリー調整食 1600kcal たんぱく質65g 塩分7g 常食・米飯
配食ご利用状況
昼食:
夕食: 月・火・水・木・金・土・日

管理栄養士からのアドバイス
樋口が担当しました
【目標】HbA1cを基準範囲内(4.6~6.2%)に
【行動目標】
①砂糖を使っている食品を減らす
②栄養バランスの取れた献立を立てる
③身体に必要な食事量をとる


  【アドバイス】
①朝食の菓子パンを食パンに変更、甘味をプラスするためにマービージャムやカロリーハーフのジャムを利用
②水分補給のスポーツドリンクをお茶に変更
③夕食の配食から味付け・1食分の量、献立の立て方(主食・主菜・副菜)を知る
④簡単な料理レシピ提供
⑤市販の惣菜や冷凍食品の使い方について

血液検査の変化(2021.9~2022.6)
血液値は利用者様からの申告によるものです
ご利用後の変化
1か月後の訪問にて、菓子パンを食パンに、スポーツドリンクをストップされていました。
甘い物がお好きなのでストレスにならない様おやつの目安量についてお伝え、食事のメリハリをつけることで継続できるようサポートを行いました。
初めのうちは「炭水化物とたんぱく質は取れるが、野菜を摂ることが難しい」とお悩みでしたが、徐々にカット野菜や冷凍野菜を買われ、また野菜の保存方法や簡単なレシピなども参考にご自宅でも少しずつ野菜料理を作られるようになりました。
配食も毎日夕食ご利用から『土日は自分で作ってみたい』と平日のみに変更されご自身で色々と工夫されております。
体重減少・HbA1c低下され、運動教室にも2か月前より通われるなど糖尿病改善の為に色々と取り組まれています。