食事療養のサポートを現場から発信

みんなで説得!?

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日、あるケアマネージャー様より「東川さん、すぐにお願いしたい人がいるの!」とお電話をいただき、
訪問した利用者様がいます。

退院後すぐ、70歳代、男性、糖尿病。
脳梗塞で入院されていました。
ご自宅に訪問させていただいた時は、奥様、長女様、次女様、ケアマネージャー様も同席してくださいました。

この方、実は一ヵ月後に再入院が決まっています。
白内障の手術のためです。
そのため、どうしても血糖コントロールを良くしないといけない。
よって、食事療養が絶対必要なのです。ご家族様、ケアマネージャー様も必死です。
しかし、ご本人様はというと
「今日は何の集まりや!?」といった具合にマイペース。

あと、一つ疑問が?・・・
入院されていたのに、あまり血糖コントロールが良くなっていないのです。
ほとんどの方は、入院すると、血糖コントロールは良くなるのですが・・・
どうしてかなと思い、伺っていみると、
「実は、同じ病室の方と仲良くなってなぁ~一緒に饅頭食べてたわぁ。」と。ニコニコ話されました。

なるほど・・・
でも、長女様が、「家では食べさしませんので!買ってませんし!」と。
退院時に詳しい栄養指導を受けたなかったとのことより、朝食のアドバイスや、その他の調理法、食べ方のアドバイスをしました。
そして、昼・夕毎日、栄養コントロール食を利用されることになりました。

ご本人様は「まぁ、食べてみるわ。でも、誰か一緒に付き合ってくれるのか?」と。
よって、奥様も一緒のお食事を利用されることになったのですが、
奥様は制限もおありにならないので、「健康食にされますか?」と伺ったところ、
首を左右に、ブンッ!ブンッ!と。
「一緒のにしてください。そうじゃないとこの人続かないから・・・」と。

そして、ケアマネージャー様、ご家族様と一緒になって、ご本人様のモチベーションを上げ、何とか続けてもらえるように説得し、自宅を後にしました。

この方のように、ご本人様より、ご家族の方のほうが一生懸命なこともよくあります。
でも、そんな時こそ、力が入ります。
「よし、何とかこの方のモチベーションを上げるぞ!」と。

まずは、一ヶ月です!一ヶ月、頑張ってもらいたいです。


はーと&はあと 東川千佳子

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