食事療養のサポートを現場から発信

いつまでもきれいでいたい!

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
少~しずつ暖かくなってきてますね。

さて、先日ある利用者様宅に訪問してきました。
それは、受診時に担当の先生からタンパク質を摂り過ぎないようにと言われたからです。
「はーとの食事を調整できますか?」と配送員におっしゃいました。

はーとの利用者様としてはとても古く、もう8年ほどご利用いただいています。
90歳代、女性、糖尿病、昼間独居です。
今になって腎臓にきたのか・・・・年のこともあるのかな・・・と少し不安な思いで訪問しました。
検査表を見ると、いつもは出ていない尿たんぱくが+3と出ているのです。
このため、先生がタンパク質を控えるように言われたんだなと。
しかし、この方、毎日の昼夕ではーとのお食事をご利用なんです。
外食もほとんどない人だし、朝に変わったもの食べるようになったのかな・・・とヒアリング。
食パン、サラダ、ウインナー、ハム、牛乳などなど。
牛乳、ハムなど調整してもらわないといけないかな・・・と少し食器棚のほうに目をやるとコラーゲンの粉の袋がおいてありました。
娘様用かな~と思っていると、私の視線に気づいた本人様が
「実は、これテレビでいいとやっていて、ちょっと前から飲んでますねん」と。

「えっ!!」と思い詳しく聞くと、
「膝にもいいらしいし、肌もきれいになるみたいやし」と。
そして、1日の目安量(1日スプーン1杯)をはるかに超える3杯分を摂取されていたことが判明。タンパク質量としては約15g。ご飯にまで振りかけておられました。

「これがないと不安やけど・・・」とおっしゃるご本人様には、ちょっと申し訳なく思いましたが、間違いなく「これだ!」と思い、コラーゲンは中止することになりました。
娘様にも報告。新しく買ってあった予備分も娘様が没収されました。

そして、1週間後検査に行かれ、無事、いつも通りに。
よかった!

病院に行かれ、先生からこう言われたからと、お持ちしている食事で調整してほしいとおっしゃることはよくあります。
しかし、その前に、配食以外での食事もしっかり把握する必要があります。
きっとこのコラーゲンのことに気づかなければ、蛋白尿は出続けただろうなと思います。

でも、いつまでもきれいでいたいという思いは、女性として見習いたいですね。

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パリのエッフェル塔

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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