食事療養のサポートを現場から発信

なぜ?この食生活なのか

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
私は、お正月もとっくに過ぎたというのに、食欲旺盛で困っています。
皆さんに、食べ過ぎないでくださいね!と指導している手前、気を付けないといけませんね。

先日訪問した利用者様のお話。
娘様からお母様の食事が必要ということで連絡がありました。
実は以前にお父様にご利用いただいていました。
お父様は一年程前にお亡くなりになりました。
その後お母様のADLの状態が急に落ちていったようです。
認知が進み、最近では、食事の作り方を忘れてしまい、食べることを忘れてしまうとのこと。
そのため、一日の食事が果物やパンだけということがあるようで、これではいけないということで娘様が連絡くださいました。
なぜ、このままではいけないかと思われたかというと、以前お父様が食事が食べれなくなり脱水でご入院されたことがあるからです。
その後、食事をしっかり摂るようになり、体調が回復されたということを目の当たりにされているため、食事をちゃんと摂取することが、いかに大切かを分かっておられます。
そう、食べることってとても大切なんです!

先日、別の利用者様で腎臓用のお食事を利用されている方がいるのですが、最近食べれなくなり食事量が落ちているとご家族様から相談がありました。
味付けが薄い事が食事量が減っている理由と推測されました。
担当医からも制限をゆるくしてよいと許可か゛あったのもあり、摂取量や検査値の推移などを見て、食事内容を変更しました。
すると少しずつ摂取量が上がってきています。
今は摂取量を上げることを優先し、フォローしていく予定です。

食事量が減る理由、または増える理由は様々ですね。
認知や生活環境、味付け、精神的なことなどなど。
なぜ、その方が、この食生活になっているのか、食べる量が減っているのか、増えているのかなど把握してしっかり、指導していきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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