食事療養のサポートを現場から発信

制限がなくなりました

こんにちは。北摂の管理栄養士島田です。

 今日うれしいお声を聞くことができました。

「制限食が必要なくなり、健康食で大丈夫になったの」という一言

発信者はケアマネジャーさんです。

実はこのケアマネジャーさまの御担当のFさまが今回の主人公です。

胆嚢炎で入院を繰り返し、安定して在宅に戻っても、うなぎ・揚げものなどご自身の好きなものを食べてしまって炎症を再発され再入院を繰り返していました。

昨年末に激痛を起こし治療に市立病院へ入院、いままでになく激痛に生死の危険を感じたFさま、さすがに今回は自宅に帰っても気をつけないと意識が芽生え、配食のご相談をいただくことに。

入院先の病院で面談させてもらったのが1月末です。病院の栄養士からは脂質制限の指導を受けておられました「お宅は食事は高いけど、他の配食でこういう脂質が少ない食事はないのか?」といわれ、「ないです。カロリーを控えた食事が日によって脂質が少ないことはあると思いますが、うちのように毎食基準内で脂質を管理してご用意できるところはありません。入院中に安定されたのでしたらせめて3ヶ月は自宅でも気を付けるほど気をつけて療養していただかないとまたすぐ再発してしまいますから、うちの食事を参考にしっかり脂質を抑えてください。」と御提案しました。

昼夕の利用は負担があるということで夕食だけを毎日お届けし、朝とお昼は脂質のあるものは極力控えていただくことに。Fさま今回の激痛はかなり堪えたのかご自身で買い物に行かれる時も必ず食品の裏側の栄養価をチェック!少しでも脂質が多いものは避けて、避けて食事をしていました。

「脂質を気をつけすぎてお腹がすく」という相談には、脂質のきわめて少ないお菓子や食べ物をご提案しました。

「栄養価表をみると、炭水化物やたんぱく質とか書いてあるけど、それは摂りすぎていないか、摂っても大丈夫か」というご相談には「脂質以外は気にしなくていいので脂質だけ、脂質だけは気をつけてください」とお答えして、極めてこまかく脂質を控えてもらって二ヶ月後ご入院に。

そして、今日。御入院のご様子をお聞きしたら

「実はもう退院している。体に溜まった胆石を全部とり出すことができて、先生からも、もう普通食で大丈夫と言われ制限がなくなりました」と教えていただきました。

 嬉しさにF様にお電話したところ

「もう、普通食の食事を食べても大丈夫になったわ。病院でも普通食やったしな。」とお元気な声を聞かせていただきました。すると

「ところで、お宅では制限食じゃなくて普通食も扱っているの?」と

「もちろんありますよ。制限がなくなられた方に合う健康バランス食が。今度ご相談にお伺いします」と話が進み、来週訪問させていただくことになりました。制限がなくなり普通食を食べられる喜びを健康バランス食で感じていただければいいなぁと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

 

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 末藤 浩平
  • 樋口 和希
  • 廣瀬 優子
  • 大河内 絵理奈
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美