食事療養のサポートを現場から発信

HbA1cを上げたのは?

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

梅雨入りした矢先ですが、「梅雨の中休み」が続くようです。

すっかり暑くなってきました。

先日、とある担当者会議が開かれ、参加して参りました。

吹田市在住のMさま。80歳代、糖尿性腎症の男性、娘様家族との同居です。

嚥下にも支障があり、利用当初はお届けする食事を娘様がミキサーにかけて食べておられましたが、最近では、そのままでも食べて貰えるようになっています。それと同時に食欲も上がる、上がる(^^; 最近では食べすぎ注意です。自宅ではほとんどベット上での生活なため、体重管理も必要です。

腎機能の数値は上がったり、下がったり・・往診の先生も訪問看護の看護師さんも「う~ん、このまま経過観察やねぇ・・」といった状況が続いていました。血糖コントロールは良好だったのですが、最近少しづつHbA1cが上昇。

そこで今回、娘さん、担当のケアマネージャーさん、訪問看護の看護師さんとで話し合いの場が設けられたのです。

ディサービスに週3日、リハビリと入浴目的に行かれているのですが・・・

よくよく聞くと、入浴目的のディでは、おやつの時間以外にサロンがあり、いつでもお茶が飲めるサービスがあることが判明。そこで鯛焼きを食べていたのです(^^; そう大きいものではないのようですが、鯛焼きも食べ、おやつの時間には皆と一緒におやつも食べていた・・・

そして・・

自宅での食事内容はそう問題がないのですが、食間に飲む薬が処方されており、その薬が苦く、「あと口に・・」と甘いものを食べる習慣がついていたことも判明。これがHbA1cを上げた原因かと思われますね。

ディサービスの献立表も見せてもらいましたが、塩分も多いため、可能な範囲で減塩に対応してもらうようお願いすることに。

そして・・鯛焼き。本人様の大好きであることを考慮し、おやつの時間に出してもらいサロンでは出して貰わないようお願いすることに。

どうしても、自宅ではベットで寝ていることが多いため、できればディの日をもう1日追加してもらい、活動量を上げることと、「あと口」に必要な甘いものは血糖値にあまり影響しないおやつを買ってもらうことを決めて担当者会議は終了。

いろいろなことが判明した担当者会議でした(^^;

訪問看護のスタッフとも意見交換ができ、新しい「気付き」を学べる機会なので担当者会議はありがたい時間です。

 

 

 

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