食事療養のサポートを現場から発信

食べられない理由

こんにちは☆ 北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

今回の風邪、ようやく治まってきました。まったく治りが悪くて・・(^^;

皆さまも、どうぞお気を付けください。

さて、私たちの元には様々な相談が寄せられます。

今回の相談は「認知もあり、食の好みが変わってしまったお母さんの食事作りに困っている。」という同居している娘さまからの相談でした。

さっそくご自宅へ訪問。ちょうどマンションの下で担当のケアマネージャーさんと合流し、揃って訪問となりました。

娘さまは一生懸命、食事を作っているが以前は食べていた物を好まなくなり、食べられるものが減ってきたと言うのです。そして何故か噛みきれない・・・

入れ歯ではあるがきちんと歯科にも通い、入れ歯に不具合はない様子。

いつまでも噛んでいるが呑み込まない。しゃぶしゃぶ用の薄切りの牛肉ですら噛み切れず、吐き出してしまう。白身魚のカレイの煮つけもいつまでも噛んでいるが結局食べられない。

好きなかぼちゃの煮物、金時豆に煮物、大好きなパンは食べられる。

白ご飯もほとんど食べない・・

週3日通っているデイサービスの食事も1~2割しか食べていない。

この調子では、はーとの健康バランス食はおろか、食物繊維の多い食材を控えた軟菜食も食べてもらえないと判断。

しっかり噛んでいることから咀嚼には問題なく、舌を使ってうまく咽頭に送り込めていないのでは??という、私なりの結論に・・・

とりあえず、食事をする前の準備運動、舌の準備運動をお伝えし、食事作りが負担になっている娘さまの負担軽減になるような商品をご紹介。

そして、お母さまの栄養状態の悪化を防ぐための栄養補助食品をご紹介。

どの商品がお母さまの好みに合うのかを試してもらうことからスタートとなりました。

娘さまの心配と不安をよそに、当のお母さまは

「私、なんでも食べてるよ~。あんた(←娘さま)、いい加減なこと言うたらアカンわ。」と少々ご機嫌ななめ。

「食生活に不安と不都合を抱えた人々のお役にたち、在宅の食生活をサポートする・・・」

はーと&はあとの理念です。

ご本人は不安も不都合も抱えておりませんが、不安を抱えた娘さまの精神的なサポートができれば・・と思います。

まだまだ、頼りないかもしれませんが(^^;

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

 

 

 

 

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