食事療養のサポートを現場から発信

HbA1cを下げるために看護師と同行訪問

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

いよいよワールドカップ開催が近づいてきましたね。今回は地球の裏側

ブラジルが開催地です。朝4時キックオフの試合を見るためには

早寝早起きでの対策が必須です。体調管理に気を付けて、

目標全試合の半分以上は観戦したいと思っています(録画も含めて)

当然早寝するためにも、仕事は早くに切り上げて疲れをためないようにしようと

思います。

さて、まだ梅雨入りする少し前に訪問看護師の方から利用者様Y様の件で

ご相談をいただきました。

 長年安定されていたHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が冬場から急上昇し

何か改善策はないか指導に入ってほしいとのご依頼です。

Y様は糖尿病をお持ちですが、喫食量も少なく健康バランス食のミニ食を

ご利用いただいています。

(身長140cm、BMIでは18.5を切るぐらいやせ型です。一人での歩行は難しく

1日の大半をベット上で過ごされています。今年始めの検査ではA1c6.7%。4月検査では8.9%。かかりつけの先生はあまり検査をされない先生のようで・・・理由は不明ですが、

尿検査だけされて特に薬の処方もない状況だったようです。泌尿器科にかかられたときに採血した結果でA1cが急上昇していることが判明しました)

最近は間食を少しだけしてしまっていたこと。便が出にくかったので一時的に野菜ジュースを飲まれていたこと。朝には特に野菜類を摂取されていないことなどなどを看護師さんから教えていただきました。

 ミニ食は1食あたり400~500kcal程度です。Drからの指示は1400kcalですが、完食されないときもあって1日1400kcalも摂られていないと推測されました。ただ、ミニ食は野菜が普通食よりも少なく繊維不足になりやすいこと、間食などで糖質のカロリー比率が高いことが上昇の原因かもしれません。

提案として

1.糖尿病対応をカロリー調整食に変更することで1食あたりカロリーのブレはなくなるのでよりカロリー管理はしやすくなること(ただ、今の食事でもカロリーの摂りすぎはなく、料金も変わることをお伝えしました)

2.間食に召し上がれるものを低カロリーのゼリー類などの変更されることで糖質の摂取は抑えられること(ただ、数値が高いとわかってからは間食は控えられているようです)

3.食事の食べ方や食後の過ごし方で血糖の上昇や安定に取り組むことができることをお伝えしました。

また、看護師さんと相談して糖尿を継続的に診察してくれるかかりつけの先生を変更して治療方針を見直していただく方がY様にとっていいのではないかということになり(もちろんY様の希望を尊重しつつ同意もとれ)お願いすることに。

指示も1400kcalとのことでしたが1200kcalでもよいぐらいの生活状況であることを一緒に伝えていただくようお願いしました。

食種の変更なども含めて一度ご家族とご相談いただき改めてご連絡いただくことになり、2週間後。

看護師さんより連絡をいただき「担当の先生が変わったことで薬を処方してもらいました。食事の内容は現在のままで様子を見ていくことになりました」との指示をいただきました。

(いい先生に診ていただくことになりよかったです。)

食事内容に変わりはありませんが、数か月後にはY様の数値が安定できるようサポートしていきたいと思います。

  

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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