食事療養のサポートを現場から発信

ストレスです

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は配食を3年間続けて下さっている方のお話です。

69歳、女性。糖尿を患っておりエネルギーと塩分を制限したお食事を利用されています。

定期的に検査結果を見せて頂いており、配食を開始されてからずっとHbA1Cは6.0~6.5の間を推移し、とっても安定されている方です。ところが、6月に見せて頂いて検査結果で初めてHbA1cの数値が7を超えてしまったのです(××)どうしたものかと、お電話をすると、

「ストレスで食べ過ぎてしまいました。毎日炭酸飲料にチョコレート・・・。量は制限しましたが止まりません」と仰っていました。

よくよく伺うと、ご主人の体調が悪化し介護が必要となり、どうしていいかわからない事だらけでストレスが溜まって食べる事で解消していたらしいのです。

「間食は止めて下さい」とは決して言えず、低カロリーのお菓子をご紹介し、間食の時間など無理のない範囲で改善するようお伝えしました・・・が、

「今は何も考えられないです・・・」と力のない声でした。

食事療養の成功は生活環境、心理的なものが大きく作用するものです。

そんな中でも何か一つでもヒントになるアドバイスは出来ただろうか・・・?と自問自答し、私の無力さも痛感しつつ・・・。言葉だけで行動変容にもっていく栄養指導は本当に難しいと改めて思いました。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野

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