食事療養のサポートを現場から発信

ご主人の存在

こんにちは、北摂事務所の仲野です。

今回は配食を再開された方のお宅に訪問した時のお話です。

慢性腎不全の為に透析回避を目的として配食を利用されておられる68歳・女性。3年前から利用いただいていたのですが夏前から体調不良もあり配食はいったん停止されていました。しかし先日、ついに透析が開始されることになり配食を再開することになりました。透析後の食事について相談があるという事でご自宅に訪問させて頂きました。

久しぶりにお会いすると夏前は身長150cm、体重56kgあった体重が体重48kgに減少されておられ、お元気もない様子。

理想体重から見ると現状で問題は無いのですが、急激な体重減少だったので心配して摂取量状況などを伺いました。ご本人様は「ほとんど、食べられない・・・」としょんぼりされていまいた。

お話を始めようとすると主人がご帰宅されました。そうすると、ご本人様、一気にお元気(?)になり

「あんた、どこ行ってたの?毎日、毎日!お粥作ってよ!!」とまくし立てました。びっくり。

ご主人は苦笑いで「はい、はい。直ぐに作るよ。あんたの為にスーパーで無塩パンを買いに行ってただけやんか」と小さな声でぽつり。奥様はご主人が帰ってこられて嬉しそう。元気の源はご主人?かな。

食事も以前よりは食べられていないだけで量に大きな問題は無いようでした。ご主人いわく「夏場に入院していて、間食が一切出来なかったので体重が落ちたのかな。本人は結構食べてますよ。」とのこと。配食も完食出来ており、確かに摂取量での大きな問題は見られませんでした。

配食以外の食事の準備は毎回ご主人がされています。なんだか・・・ご主人が心配です。

家族の支えは何よりのお薬ですね。

はーと&はあとライフサポート 北摂事務所  仲野ひとみ

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