こんにちは。東京で頑張る管理栄養士・六波羅です。
このブログを書いている前日、関東では久々に大きな地震がありました。
ちょうど遅めの昼食中だったのですが、
揺れ始めるのと前後し、店内の携帯やスマホが一斉に地震警報を鳴らし、
地震の大きさより、そちらのほうがビックリでした(笑)
先日訪れた新規の利用者様のお話です。
東京では、スーパーマーケット『いなげや』の事業のため、
店舗にリーフレットを置いています。
それを見た利用者の娘さまがご連絡くださいました。
ハイもちろん喜んで、ご自宅へ伺います!
ご本人さまは女性。
腎機能低下のため、蛋白質制限と塩分制限を頑張っていらっしゃいました。
・・・頑張りすぎていらっしゃいました。。。
『食事に気遣ってからというもの、みるみる体重が落ちてしまった』と、娘さま。
とってもマジメなこの女性、
他社配食の蛋白質制限食のおかずを注文し、
低蛋白米を注文し、さらに少なめが望ましいと考えて主食の量を減らし、
野菜はたくさん摂ったほうが良いと考え、
丁寧に茹でこぼし、ノンオイルドレッシングでたっぷり食べていたそうです。
つまり、蛋白質制限と塩分制限に併せ、エネルギーも制限してしまっていたのです。
腎臓の機能を守るために、蛋白質制限は必須です。
蛋白質を分解してできる老廃物が、腎臓の負担となるからです。
しかし、加えて、『摂取エネルギーをしっかり確保する』ことの大切さは、
案外知られていません。
摂取エネルギーが不足すると、それを補おうと、身体の蛋白質を分解してしまいます。
それをお伝えすると、とても驚いた様子のご本人さまと娘さま。
『いままで、家族も本人も何が正しいかわからなかったし、教えてくれる人もいなかった。
それを自宅で教えてもらえるなんて!』
堰を切ったように、『これは食べても平気?』との質問タイムに突入!
ひとまず、当社の塩分蛋白質調整食のおかず食に併せて、
低蛋白米を50g増やすことと、
ドレッシングを油脂を含むものに変更することをお勧めしました。
そして、ご本人の了承を頂いた上で、調理担当ヘルパーさんにも申し送り。
( ↑ このような連携が可能なのもメリット ↑ )
『会いにいけるアイドル』ならぬ、
『会いにいく管理栄養士』、これからも頑張ります!
東京 管理栄養士 六波羅 美幸