こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
いきなり暑くなりましたね。
でも、台風も心配です。京都は祇園祭でにぎわっていますが、どうなるのでしょうか。
さて、今日は、クリニックでの栄養指導のお話。
50歳代、女性、軽度糖尿病。
HbA1cは、いつも、6%まででコントロールできており、前回は5.7%でした。
野菜の食べ方やバランスなどもしっかり守れており、甘い物もしっかりコントロールできている方です。しかし、今回6%に。
色々お話を聞きました。
この方は、ビオラ演奏者。
実は、演奏会のため、今月イタリアに行かれます。その準備等が大変で不眠状態だったようです。イタリアの方は、日本人とは違い、少しルーズなようで、思うように準備が進まなかったようです。そのため、この一ヶ月はストレスフルだったと。
その事が原因かもしれません。
糖尿病とストレスは、関係があり、ストレスを感じてしまうと、血糖を上げるホルモンが分泌され、反対に血糖を下げるインスリンの分泌を抑制してしまいます。そのため、いくら食事や運動療法が完璧でも、ストレスを過度に感じてしまうと血糖コントロールが上手くいきません。
ストレスを趣味や運動などで上手に発散する事が大切です。ストレスで、暴食してしまうと悪循環です。
ということを説明しながら、イタリア滞在中での注意点なども説明しました。
一ヶ月後に帰ってこられるので、お話を聞かせてもらいます。
人は生活する上で、ストレスを全く感じないということは難しいです。
発散方法を自分なりに見つけて欲しいです。
栄養指導では、話を聞くことでストレスを軽減できればと思っています。
はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子