食事療養のサポートを現場から発信

やる気につながる『ことば』

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です。

台風が去って梅雨開け・・・いよいよ夏本番ですね。くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいませ。

先日、血液検査の結果が出るたびにフォロー訪問していたSさまより衝撃的な告白がありました。

肺がんのステージ4 もって年内・・・・

突然の告知に驚きましたが、物凄いショックを受けて落ち込んでているSと一緒になって落ち込む訳にもいかず。とは言え、なんと声をかけたらよいのやら・・・

薬品関係の自営業をされており、腰痛がありながらもバリバリ働いていた74歳。ショックは大きいですよね・・・・

「血糖値どころと違うわ!いろいろ忙しいねん。ほな」と電話を切られてしまいました。

それから約1か月後の先日。Sさまより血液検査の結果が出たから自宅へ来てとの連絡が入り、訪問へ。

一か月前は、かなり落ち込んでいたSさまでしたが主治医の先生から

「来年の春、桜は見せてやる。」と言われ、ご本人様曰く

「背負っていた重たい荷物が軽くなった気がした。」と。

少し心が軽くなったようでした。

良かった♪

で、本題のHbA1cはどうなったかと聞けば、7.2まで下げていたのに今回は8.4と急上昇。

「せっかく、春までもたせてやると言ったが、この血糖コントロールでは無理やな。」と主治医に言われたとか。

聞けば、余命年内と言われ、好きなものを好きなだけ食べ、お見舞いのメロンは朝から半分食べ、チューハイまでも水代わりに呑んでいた様子。

コラコラです。

「せっかく生かせてくれるって言った先生に申し訳ないから、また頑張るわ。」

と今またやる気になってくれたことを嬉しく思いました。

入院せずに自宅で過ごすことを選択したSさまに悔いなく過ごしてもらえるように、私ができる声掛け、励ましをしたいと思います。

言葉ひとつで人のキモチって変わりますよね。

これから出会う、食事療養を始める方にやる気、その気になって貰えるような、そんな『ことば』を発したいと思います。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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