食事療養のサポートを現場から発信

また来てくれるんだよね??

こんにちは。東京・管理栄養士の六波羅です。

東京の桜は開花宣言です!
靖国神社、開花の目安となる標準木に人だかりができるニュース映像に、
今年も春がやってきたのだなぁと、ほのぼのしています。
それにしても、桜と言えば入学式の頃が定番だったのに、
いつの間にやら3月に前倒し。温暖化なのかな??

近頃、ヒマを見つけては利用者様のご自宅訪問をしています。
今日、訪問したのは腎疾患の女性宅。
担当ケアマネジャーさんを伴い、4回目の訪問です。
ご主人が勉強熱心で、いつも質問攻め!
私は毎回ドキドキ・・いやいや、嬉しい悲鳴です(笑

今回、ご主人が気になっているのは塩分のようです。
この減塩コーンスープは飲んでもいいの?
みそ汁は倍量の湯で溶いてるから、飲んでもいいよね?
酢昆布が食べたいというから、2枚食べさせちゃった。

コーンスープ、みそ汁はパッケージのナトリウム量から、
塩分相当量の算出方法をお伝え。
この計算方法、覚えておくと便利です↓

ナトリウム(㎎)×2.54÷1000=食塩相当量(g)

愛用のみそ汁は、1人前638㎎のナトリウム量なので、
638㎎×2.54÷1000=1.62g
一食あたりの塩分を2g以下にしたい女性の場合、
1杯をレシピ通りに作ると塩分摂りすぎ。
ご主人は塩分を気にして薄めに作っていたのですが、
レシピ通りに作って、汁の少なさをカバーするために
具沢山にするようにアドバイス。
この方法だと、満足度がグンと上がるんです。

塩昆布は、パッケージから出したら大きさにビックリ!
名刺サイズほどのカットに、ナゾの白い粉がビッシリと・・・
どれだけ塩辛いのかと食べてみると、
・・・ん?全然大丈夫!
インターネットで検索すると、1枚あたり0.4g程度と、
驚愕の見た目に反して、思いのほか低い塩分量。
見た目だけで味を判断してはいけない。勉強になりました。
とは言え、2枚食べたら0.8g。
お茶菓子として食べるには、2枚は多すぎ。残念ながら不適格。
1枚の半分ならいいですよ。と言ってみたら、ちょっと不満げ。
そこで、塩昆布を調味料として使ってみては?と提案しました。
水にさらしたキャベツと合わせて浅漬けに。
ごはんに混ぜて酢飯に。
酢昆布の味が好きな女性、それならやってみたいと言って下さいました!

直接ご自宅に行くメリットは、口にしている食料を直に見て、味見もできること。
具体的なアドバイスが叶います。

帰り際、ご主人が問いかけてくださいました。
『六波羅さん、また来てくれるんだよね??』
もちろん!飛んでまいります!!

東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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