食事療養のサポートを現場から発信

低栄養改善にむけて

こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。

お盆中は、帰省され久しぶりにご家族で集まられた方も多いのではないでしょうか。また台風もきており、被害が出ないようにと思います。

 

さて、数日前に、関係機関の方と共に面談させて頂いた90代の女性の話です。

娘様ご夫婦が、同居され本人様を支えておられます。

20年前に腎臓の片方摘出され、その頃から塩分・たんぱく質の量には気をつけておられました。カリウム調整の為、果物は缶詰に変え、野菜類は茹でこぼしを実践されておられました。

今年の5月に骨折され、ADLが低下し、食事量も減少してしまいました。ここ3~4ケ月で、BM I値は、16.4 ⇒ 15.1 に低下しています。

活動量も寝ておられる部屋から台所までを行き来する程度で、好きな庭のお花も娘様が写真を撮って見せてあげているそうです。

Drからも、低栄養改善の為に、制限はしなくていいと言われたと娘様が仰っていました。

直近の7月の血液データを見せて頂くと、総たんぱく(6.4)、アルブミン(3.3)ともに低値。カリウムも低値になっておられ、すでに治りかけていますが、仙骨部に、褥瘡ができてしまっていたとのこと。

MN(SF)の点数は、6点(過去3ケ月で精神的ストレス項目0点、BMI項目0点)で、低栄養の評価でした。腎臓の数値は安定しており、低栄養改善が先決と言えます。

まず、たんぱく源となる魚、肉、卵、大豆製品、乳製品、生の果物も適正量摂取して頂いて良い事をお伝えすると、「とにかく今まで食べるものが、限られていると思っていたので、また食べれるという事が分かって嬉しい。食事準備も大変だった!」と娘様。

本人様は「娘が支えてくれてるから、また元気になりたい」と話して下さりました。

食事と合わせて、MCT(中鎖脂肪酸)パウダーをスープや味噌汁に混ぜて無理なくエネルギーをアップさせる事や、デザート感覚で、エネルギー・たんぱく質が効率よくとれるゼリーの提案をしました。

低栄養改善し、褥瘡がまたできてしまわないよう、何よりまた娘様と、お庭の花を一緒に見る事が出来るように、低栄養改善に取り組みます。

 MCTパウダー.jpegご飯に合うソース.jpegエプリッチ.jpeg

はあと&は-とでは、利用者様に合った様々な提案が出来るアイテムを取り扱っております。

ご相談お待ちしております。

北摂管理栄養士 徳山沙紀子

 

 

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