食事療養のサポートを現場から発信

何を優先するか・・・

こんにちは☆管理栄養士の大都です(^^)ノ

東京五輪2020ではたくさんの明るいニュースが流れ、アスリート達のスポーツに励む姿はいいなぁと感動した17日間でした。

今週からは昨年開催できなかった夏の高校野球、甲子園が始まります。球児たちの熱戦が少しでも誰かの勇気や希望に繋がればいいなと思います。

先日、4年ぶりに栄養指導で再会したHさま。

4年前にHbA1c6.0まで下げて卒業して頂きました。

また少しずつ上昇してきたから・・と自発的に栄養指導のご予約をされたようです。

今回確認した結果はHbA1c7.5。今年の4月からトントンと上昇してきたとのこと。

早速、ご本人が持参した食事記録を一緒に確認。

朝食にもたんぱく質、野菜を意識し、便秘予防にと、オートミールを食べ・・・

昼食も夕食もバランス的には量的にも大きな問題なし。

そんなHさまはご夫婦で歯科医院を経営。ご夫婦揃っての夕食後の団らんを大切にされています。

夕食後にご主人の好きな甘い物を一緒に食べながら、時には赤ワインとチーズや果物を・・・

ご夫婦仲良く、なんとも素敵な光景ではありますが、ちょっとここは糖尿病でもあるHさまの血糖コントロールのためにも少しご検討頂かねばなりません。

また、たんぱく質を・・と意識するあまり乳製品の摂る量が多い(^^;

朝食にヨーグルト100g、毎食のサラダには粉チーズを用い、昼食のたんぱく質にチーズを選び、夕食後の団らんにもチーズが登場する日もチラホラ。他に、ベーコンの手作りにもハマっておられ・・・

動物性脂肪の摂りすぎが見受けられました。

「自分でもここが問題やと思うねん(^^;」と言いながら。

本来夕食後の喫食は避けるよう指導しますが、ご主人との団らんのひと時は譲れないHさまに

実行可能な『改善できること』は何か?を考えてもらいました。

朝食のヨーグルトを低脂肪のヨーグルトに替え、量を減らす。

サラダの粉チーズの頻度を減らし、あらびき胡椒やビネガーも試してみる。

果物は一日の量を考える。

甘い物を毎日選ばない。

手作りベーコンも動物性脂肪たっぷり。1回に食べる量を半分に減らす。

薄々、この行動が数値悪化の原因と気づいていただけに、「やっぱりね。」と。

止めるように言うことは簡単ですが、患者様の生活の質を落とさないように、できることを考えてもらう。(もちろん数値にもよります。アカンものはアカンと言うことも多々ありますが)

患者さん自身が問題を意識して正しい行動に繋がるよう、応援しながら背中を押す。

そんな栄養指導ができればと思います。

まだまだ暑い日が続きます。皆様、どうぞご自愛くださいませ。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

IMG_2786.jpg いきなり物騒な写真ですみません(^^;

学生の時に購入したマイ包丁。(この他に菜切り包丁、刺身包丁、出刃包丁の5本セット)本職用と刻印された包丁で、調理実習の後は自分で砥石で包丁研ぎをしていたのですが、嫁入り道具として日々使っていましたが、砥石でしっかり研ぐこともなく・・

先日、職人さんの包丁研ぎに出してみました。ピカピカになって切れ味抜群になって戻ってきました(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

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