食事療養のサポートを現場から発信

小豆が食べたい

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

朝晩の気温が下がっていよいよバイク移動の多い私達栄養士にとってはつらい季節がやってきました。でも!めげずに日々バイクを走らせてますよ!

今回は8月よりご利用頂いている88歳、女性、Tさんのお話です。

Tさんは嚥下障害があり固形物の飲み込みが困難で病院ではムース食を利用。家族様も忙しいので在宅での食事は主に市販の嚥下サポート商品を利用いただく事になりました。

当初は食欲もなく1日1000Kcal、蛋白30g程度を摂取するのがやっとでした。意思疎通も困難でこちからからの声かけにも無反応。

しかし、利用後1か月を過ぎると徐々に摂取量も増え、毎日完食出来るようになりました。

そして、さらに1か月半、摂取状況からさらにカロリー、蛋白量も増え、ひどかった褥瘡も改善に向かうようになりました。

そうすると、当初は食事はおろか声掛けにも無反動だったTさんが「かぼちゃは美味しい。もっと食べたい。魚は嫌だ。シチューがいい」とご意見をはっきり言われるようになりました。関係者一同大喜び!食への関心、意欲が見られるようになりました。

お好きな物を食べて欲しいので当面はお魚を除き、ビーフシチューやクリームシチューを多く取り入れました。

今週伺うとまたまた「今度は小豆が食べたい。あんこがいい」と仰って下さり、私の顔を見ると笑顔も見せてくれるようになりました。

8月から開始して約3か月、200~300Kcalアップ、蛋白は10g前後増量することが出来ました!

次の目標は粒あんを食べる事。ゆっくり頑張りましょう!

㈱はーと&はあとライフサポート  管理栄養士 仲野ひとみ

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