食事療養のサポートを現場から発信

気付き

こんにちは。北摂事務所の仲野です。

先日訪問させて頂いた方のお話です。

3年前に脳梗塞を患い床上生活を続けならリハビリにも積極的な99歳・男性の方です。

食事は全てブレンダー食かムース食で対応し、娘様ご夫婦・お孫様ご家族が協力しながら調理されています。

そして、今回ヘルパーさんからの依頼で「栄養士の目から見た現在の食事を指導してほしい」と依頼があり訪問させて頂きました。

ヘルパーさんはこの3年間ずっと介助をしてきて「ご家族様はものすごく頑張っておられますが食事量が徐々に減ってきている気がする」と心配されていました。

身長165cm、体重不明。・・・なので、せめて上腕周囲長、下腿周囲長を測定したかったのですが初対面の私を警戒されている様子が分かったのでそこは次回測定。とさせて頂きました。しかし、明らかに低栄養状態でした。

食べている様子も見させて頂きました。お粥は子供茶わん半量。あとは80gのヨーグルト、エンシュアのみ。これではカロリー、蛋白、ビタミン不足が心配されます。徐々に摂取量が減っているということはこれからも注意が必要です。褥瘡もなく、食事への取り組みがなされている今気づいてよかった。とお話しをして食事の見直しを提案させてもらいました。

ご本人様はとてもお洒落さんで毎週日曜日には髭をそってもらって身だしなみを整えないと気が済まないような方です。「体重を増やすというよりも肌つやをよくしたい!」とはっきりと要求されました。

ご家族様と相談し、まずは高カロリー、高たんぱくゼリーから始めることにしました。本来の必要なたんぱく質を確保しビタミン補給を段階的に進めたいとお伝えしました。

周りが気付き、早い段階で低栄養改善に取り組むことが何よりです。

「何だか最近食欲がない」と思った方はぜひ、ご相談下さい!

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

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