食事療養のサポートを現場から発信

試行錯誤

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

お天気がスッキリしませんね。

バイクでのお花見をする間もなく桜が散っていることが残念です。

でも、京都は、観光客の方であちこちが混み合いにぎわっていますよ。

先日訪問した利用者様のお話。

80歳代、女性、要介護ⅤのI様。右半身に麻痺あり。

約30年、娘様がお母様の介護をされています。

嚥下機能の低下があり、ここ2、3年、食べる事が出来なくなり、現在では、同じ物ばかりになり、偏りがあるとのこと。好き嫌いもあります。

食事の内容は、茶碗蒸し、卵豆腐、豆腐、コーンスープ、そして、モンブランなど。

低栄養気味で、貧血もあります。

ケアマネージャー様にあいーとのご試食をしていただいた時に、

「これなら、I 様にいけるかも!」ということで、ご試食を持参し訪問しました。

いざ、ご試食!

一口、二口食べると・・・首をブンブンと振られました。

ダメというサインです。

娘様によると、その日の体調や気分でも食べる内容がかわるとのこと。

今回は、お腹も一杯になっていたようなので、夕食時にも試していただくことになりました。食べていただけるとよいのですが・・・

しかし、もし、あいーとがダメでも他の商品も試していただく予定です。

また、食事とは別に市販のリンゴジュースやゼリー等も食べておられるので、同じ食べるのなら、少しでも栄養をプラスしたものの方が良いと判断し、エネルギー、タンパク質、鉄分等がプラスされたゼリーをご利用いただくことになりました。

長年、娘様が色々と工夫され、試行錯誤でしてこられました。

娘様が、「介護が始まったのは、30歳代のころだったな~もう少し前に色々知っていたら良かったのにね」とおっしゃいました。

そんな、娘様の負担を少しでも軽減するためにも、そして、I様の体調を管理するためにも、色々とご相談をしながら、私も試行錯誤しながら、進めていきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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