食事療養のサポートを現場から発信

むせるとは・・・

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日訪問した利用者様のお話です。

90歳代後半、女性、要介護5のT様。

娘様が介護をされています。

先日退院されたばかりで、訪問看護の看護師さんから、ぜひ、管理栄養士さんに入ってもらいたい人がいるとのことで同行させてもらいました。

熱発による入院で2か月近く入院され、その間に低酸素状態にもなったようです。入院するまでは、普通に食べることができたようですが、入院中にむせるようになったとのこと。

飲み込みに問題があるようですが、娘様はあまり理解をされていないようなので繰り返し指導をしてほしいと看護師さんより申し送りを受けました。

自宅に訪問した際の朝食は、ロールケーキとヨーグルト、野菜ジュースでした。

「入院までは1個ペロリと食べていたのに、今日は半分で、よくゴホゴホしていましたわ」と娘様。

なるほど・・・頷きながら、なるほどなと納得した私。

私達は、無意識のうちにものを食べたり飲んだりしていますが、その動作は、歯、唇、舌、ほお、あご、喉など連携動作で成り立っています。

ものを噛むときは唇を閉じ、舌やほおで食べ物を動かしながら奥歯で噛み砕き、喉の方に送っています。

しかし、飲み込みが上手くいかないと、食べ物が気管に入りそうになって、むせやすくなります。そして、気管に食べ物や口の中の細菌などが入り込むことを「誤嚥(ごえん)」といい、高齢者はそれがもとで誤嚥性肺炎を起こし、微熱や咳などが続き、入院される方が多いです。

むせるということは、飲み込む力が低下してるシグナルなのです。

そんなことを娘様に説明しながら、注意してほしい食べ物の説明をしました。

朝食のような、水分が少なめでパサつくもの、サラサラした水などの液体はむせやすい食べ物になります。

「そうだったんですね。私正反対のことをしていたんですね」と娘様。

とろみ茶は、病院では嫌がり飲まなかったとのことですので、少し濃度を薄めてもらうことを提案しました。

それにプラス、はーと&はあとからは、娘様の負担も軽減するためにも、ムース食をお持ちすることになりました。

食事量にはムラがあるようですが、少しずつ試していってもらいたいと思います。

また、この方は、訪問看護の方以外に、往診のドクター、リハビリの方などがサービスに入っておられます。ケアマネージャーさんも私のいつもお世話になっている方です。

こうやって、たくさんの専門家が連携しながら、一人の方をサポートできる体制は、すごいなと思います。しっかり、連携しながらサポートしたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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