食事療養のサポートを現場から発信

後悔しないように

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

しばらく雨が続きそうです。夕方大きな雷が鳴り、事務所のクーラーが止まってしまいました。

急な雷雨気を付けてくださいね。

さて、そんなことがあった日、ある利用者の息子様から私宛にお電話がありました。

それは、利用者様であるお母様が先月お亡くなりになったということ・・・

102歳でした。はーとの利用者様の中では、一番のご長寿ではないでしょうか。

長年ご利用いただいており、当初は、心臓が悪いことから塩分制限の栄養コントロール食を、そして、食事量が落ちてからは、健康バランス食のミニ食を、そして、嚥下や咀嚼機能が低下してからは、あいーとやムース食、補助食品等をと息子様と相談しながらご利用いただいていおりました。

印象的だったのは、家族様が本当に一生懸命だったということ。

5人お子様がいらっしゃり、毎日交代でお世話をされていました。

「最後の二日間は、何も食べることができなくなったが、苦しむことなく安らかに逝きました」と。

「色々相談に乗ってもらってありがとう。家族もできるだけのことはできました」と。

悲しいお知らせではありましたが、歴代の管理栄養士のことも覚えてくださっており、頼りにしてもらっていたということは、少しでもお役に立てたのかなと思いました。

ご利用者様の悲報が入ると、「私に何ができたのかな?」といつも考えてしまいます。

その答えは、なかなか出ないかもしれません。

でも、「こうすればよかった」と後悔しないよう、利用者様やご家族様の想いを共有し、サポートしていきたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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