食事療養のサポートを現場から発信

お茶ゼリー + ・・・

こんにちは。
サロン管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

桜ももう散りゆく頃になりましたね!
今年は開花が遅れましたが、
今年も桜通りはキレイに咲いていました!

「桜は人生と一緒だね」と
利用者様が一言。

人生の大先輩である利用者様の言葉は、
妙に説得力がありました。
今日車で桜通りを走っていると、
桜も散り始めていました。

まだかまだかと、桜の開花をまっていたのに、もう散ってしまうという儚い桜。

人生と当てはめてしまったら、
花盛りはこんなに早く終わってしまうのかと
ちょっぴり切なくなります。

でも、サロンの中は、散らない桜で満開です(^。^)
スタッフと利用者様の力作です!

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桜が散ると、次は暑い季節がやってきますね!
今の時期から、こまめに水分補給をして、
脱水予防していきましょうね!!

高齢になってくると、脱水の危険が高まります。
その原因として、食事量が減ることや、
飲水量が減ることがあげられます。

飲水量が減る原因は、
喉の渇きを感じにくくなる
トイレに行くのが億劫なため、飲水量を意図的に控えてしまう
認知症のため、水を飲む行為を忘れてしまう

など、様々ありますが、

サロンの利用者様の中にも
「お茶は嫌、ジュースなら飲める」という方も数名いらっしゃいます。

場合によっては、ジュースを提供する場合もあるのですが、

ジュースばかり提供するわけにもいきません

(食事前にジュースでお腹いっぱいになってしまい昼食が食べれなくなってもいけません)

レビー小体型認知症のIさんも、お茶を飲まれない女性の一人です。

Iさんは、15時のおやつの時に提供するのフルーツジュースやココアなど甘い飲み物なら

一気に飲まれるのですが、日中に提供するお茶にはほとんど手をつけません。

そこで、サロンに常備してあるお茶ゼリーを提供することにしたのです。

お茶ゼリーは、通常摂食嚥下障害の方の飲料として提供しています。

Iさんは、通常のお茶でむせるということはありませんが、

目先が変わることによって、ちょっと食べてみようかな?と思うかもしれない!

と介護職員の案です。

さらに甘いものが好き、ということから、メイプルシロップでもかけてみましょうか!

と、即席お茶ゼリーシロップがけが出来上がりました☆彡

せっかくなら排泄も促すオリゴ糖をかけたらどうかという案もでて、

"お茶ゼリーオリゴ糖がけ"を提供してみると...

おいしそう~!といって、あれよあれよと食べ終わってしまいました。

先日は、3杯以上召し上がりました。(オリゴ糖をかけたのは1杯目だけ)

今までは、お茶の摂取100mlも苦労していたことを考えると

ものすごい前進です!

このお茶ゼリー、好みはありますが、

お茶が進まない場合は、お茶ゼリーも試してみる

という方法でもアプローチをしていきたいと思います☆

日々業務をしていると、実施していることが当たり前になりますが

少し立ち止まって考え、発想を変えると、違うアプローチが転がっているものですね!

仕事でもプライベートでも、

忙しい...!と感じる毎日ですが、

立ち止まって考えることを忘れないよう過ごしていきたいと思います(^◇^)

サロン管理栄養士 兼 介護職員 

柴田満里子

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