こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。
日中はぽかぽか陽気で気持ちがいいですね。利用者様の自宅訪問すると、まだコタツにストーブ、足が冷えるから、、と。
高齢者は暑さ・寒さに対する感覚が鈍くなり、身体の反応も弱くなっています。これから気温が上がってくるので室温の調節、水分摂取の声かけは、必ずして帰ってこようと思います。
さて、この間から配食をスタートされた利用者様の話です。
胃癌で胃を2/3切除され、退院後もしばらくは、消化の良い食事を必要とされています。病院で栄養指導もうけたけど、奥様が毎食だと準備が大変!とまいっておられました。
胃を休める為に軟菜食(消化のよい食事)を毎日夕食に届ける事に。軟菜食は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の方にも適したお食事です。
●胃切除後、気をつけること●
①1回の食事量は無理せず少なめに、数回に分けて食べましょう
②よく噛んでゆっくり食べましょう(※食事中、水分で流し込む事のないように)
③食事時間は規則的に、食事内容は段階的に進めましょう
繊維の多い食材、脂質の多い肉、揚げ物、香辛料は、胃に負担をかけてしまうので、控えた方がよいです。
大豆は加熱により、消化率は向上しますが、枝豆、炒り大豆等、大豆そのものは避けた方がよいです。豆腐、きなこは大丈夫です。
奥様には気をつけたい食材一覧と、参考メニューをお渡ししました。
体調も少しずつ回復され、普通食を食べても問題なくなるまで、お役に立てたらと思います。
☆4/28夕の軟菜食☆
・チキンチャップ・大根の煮物
・チンゲン菜の胡麻和え
・アスパラと玉ねぎのサラダ
(エネルギー553kcal、タンパク質21.5g、脂質9.0g、塩分2.4g)
↓↓↓ はあとのHPに、食事療養のポイントが載っているので、是非参考にしてみて下さい!
http://www.810810.co.jp/point/ulcer.html
管理栄養士 徳山 沙紀子