2016年7月アーカイブ

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


先日こんな本を購入してみました。

在宅介護の食に困ったら読む本.JPG

とても簡単にまとめてあり、食事支援を行っている介護者の方にもお勧めしやすい本だなぁという感じを受けました。

ただ在宅介護に携わっておられる方々で食事に対してお困りの方に、管理栄養士がすぐに相談できる機会が世の中の仕組み上、まだまだ少ないのが現状であるとともに、管理栄養士自体が在宅介護の食支援に介入している数が少ないのが問題ではないかと思います。

国の考えとしても「病院から在宅へ」という流れが進んでいることは肌で感じる部分も多くありますが、実際の在宅の現場では受け入れ態勢が整わず、結局病院に戻ってしまうケースや、介護保険のサービスを盛りだくさん使いながら何とか在宅生活を続けていけてるといったこともよくお聞きします。

低栄養やリハビリテーション栄養といった高齢者の栄養面についても耳にするようになり、在宅介護の現場での「栄養」の重要性も注目されてきていますが、実際に管理栄養士として従事している方の中で在宅介護に関わる方は非常に少ないのが現状です。

管理栄養士として、在宅介護の現場で期待されていることなどにアンテナを張り巡らせ、自分たちのこれからの可能性を広げることに注目して資格に恥じない地位の確立をもっともっと多くの管理栄養士が意識していかなければ、管理栄養士の必要性に疑問を持たれるのではないかと感じます。

自分自身は現在デイサービスでの生活相談員兼管理栄養士として従事させていただいていますが、正直管理栄養士として十分な働きができているかというと不十分なところもたくさんあると思います。

なので全然偉そうなことを言える立場ではないのですが、デイサービスの生活相談員として在宅介護の現場に直接的に関われる位置でご利用者様と接していると、本当にこの人たちの食事・栄養面での悩みに介入する必要性があるのは管理栄養士でなくてはいけないと感じています。

そう考えると、在宅介護の現場に介入している管理栄養士がはーと&はあとにはたくさんいます。

そんな管理栄養士のひとりとして自分も入っていることに誇りを感じるし、もっと自分たちのような形で働く管理栄養士が増えてくれることこそが、これからの在宅介護を支える一つの柱になると信じています。

本当に自分自身未熟なところがたくさんあり、お手本になること等できるかわかりませんが、少しでも自分たちのしていることを発信していき、管理栄養士が在宅介護の現場で当たり前に必要とされるようにこれからも頑張っていきたいと思います。

長々と書いてしましましたが、結局は写真で紹介した本がなくても相談できる管理栄養士がすぐ近くにいる世の中になってくれればよいなということと、いつも通りそうなるようにこれからも頑張ります!!ってことでした(笑)


ちなみに写真の本と一緒に、念願のリットマンの聴診器を購入しました♫

聴診器.jpg

もともとはこちらを買う方がメインで本のほうがおまけでした。

頸部聴診のためにチェストピース部分が小さめの小児用のものにしました☆

少しでも使いこなせるようになればよいですが、、、



サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは。

サロン管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

梅雨も明け、夏本番!

体調管理に気を付けて過ごしていきましょうね!

 さてサロンでは、7/1214に調理レクリエーションをしました。

メニューは、サンドイッチ。

卵サラダ、ポテトサラダ作りを中心に、その他の用意や配膳も

利用者様にお手伝いしていただきました

 

20~25人前のサンドイッチづくり。

利用者様によって介護度も違い、麻痺の有無、調理技術の有無、年齢が違う中、

なるべく皆さまに楽しんでもらえるよう

席配置や、調理工程にも配慮しました。

 

調理レクも日常動作のリハビリの一環です。

リハビリを担当する看護師や作業療法士も見守りながら

一緒に行いました。

 

男性や介護度の高い方には、レタスをちぎる作業や

パン、ハム、チーズを半分に切るなど単純な作業を主に担当していただきました。

 DSC00499.JPG

要支援の方や料理が得意な女性には、

シンクに立ってもらい、食材を洗い、

ピーラーで皮をむき、切る作業をお願いしました。

手を切らないか心配でしたが心配無用。

私よりも手際よく皮をむいてくださいました。

さすがベテラン主婦ですね!

下処理したジャガイモ、人参を蒸し、塩コショウ、マヨネーズで味付け。

それを人数分に分けていただきました。

 DSC00273.JPGDSC00303.JPG

立ち仕事が難しい方には、たまごサラダを担当してもらいました。

ゆでたまごを作り、皮をむき、

一人1~2個のゆで卵を各々フォークでつぶし、

塩コショウ、マヨネーズで味付け、それを人数分に分けていただきました。

 aaa.JPG

材料がそろい食材を冷やしている間に、口腔体操を。

テーブルと手を拭いて、食べる準備です。

 

12時には皆で配膳です。

男性も女性も関係なく、歩行が可能な方には協力していただき

お膳を完成させていきました。

 aa.JPG

あとは各自パンに具を挟んでいただきます。

具の挟み方にも個性がありました。

一枚に1種類の具を挟む方、1枚に2,3種類の具を挟む方、

一枚のパンに具をのせて、ロール型に仕上げる方...

見ていて面白かったです。

嚥下、咀嚼困難な方には、

「あい~と」の食パン(パン粥ほどのやわらかさですが見た目は普通の食パン)を提供し、

皆で作ったポテトサラダ、たまごサラダを裏ごしして

召し上がっていただきました。

皆で作り、皆で同じ物を食べれることが何よりもうれしかったです。

 aaaaa.JPG

3日間ケガや事故なく調理レクを終えることができて一安心。

8月のサロンは夏祭りを実施する予定です。

楽しいイベントが盛りだくさん!の予定です★

お楽しみに~!!

 

調理レクの翌日は残ったパンでフレンチトースト★

おいしかったです(^_-)-☆

 012cf1ce6678567baeef9ba1d934bb2e7ee8a86e8b.jpgフレンチトースト.jpgのサムネイル画像

サロン管理栄養士 兼 介護職員

柴田 満里子

 

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


7月はサロンでの食事イベントをたくさん企画しています。

7日は七夕ということで、七夕そうめんを提供。

今回は久しぶりに自分でキッチンに入り、利用者様の食事提供のお手伝いをさせていただきました。

少し提供時間が遅れてしまいましたが、利用者様に喜んでいただけました!!

ただ、提供に必死で写真を撮るのを忘れていました、、、



12日〜14日の3日間は調理レクリエーション☆

利用者様にご協力いただきながら、サンドイッチを作って召し上がっていただきます!!

日常生活で自分自身で調理を行うことがなくなってきている方が多いですが、日常生活上の機能訓練としても良いものになると思います。

調理レクのご様子はまたブログにて報告いたします。


30日が土用の丑の日ということで、29日、30日でうなぎを提供!!

咀嚼機能の低下や嚥下機能が低下している方にも食べていただけるよう工夫を考えています♪



そして、7月からサロンで「食」に関しての新サービスが始まっています!!

それは夕食の提供!!

自分の夕食を確保することが困難な方や、独居で認知症があり食事摂取が確実に行えているのか確認出来ない方など希望がある利用者様に対して夕食を提供してからご自宅へお送りいたします。

ご希望の方は是非ご相談ください☆

「食」に関するところでさらにより良い支援ができるようこれからも出来ることを模索していきたいと思います!!



このあいだ、人生で初めてプロレス観戦に行ってきました!!

やっぱ生は迫力が違いました。

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サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。


梅雨真っ只中という感じの天気が続き、デイサービスでは送迎時にいつも以上に気をつかう季節となってきました。

気温・湿度ともに高い日が続きますので熱中症にはくれぐれもご注意ください。



6月11日と12日の2日間で日本老年歯科医学会第27回総会・学術大会に参加してきました!!

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場所は自分の母校である大学の向かいのアスティ徳島。

久しぶりに母校の周りを車で走って、少し学生気分を思い出し初心にかえって勉強してきました。



最近ではフレイル(虚弱)という言葉も聞くようになってきましたが、歯科のほうでは「オーラル・フレイル」という考え方を進めています。

直訳すると「歯・口の機能の虚弱」ですが、食環境の悪化から始まる筋肉減少を経て最終的に生活機能障害に至る構造の研究で示されているものです。

口腔内の状態の低下がフレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの始まりになる可能性が高くなる為、一次予防の観点から関わっていき予防するという考えです。


やはりどの分野も予防をしっかりすることで重度化を少しでも減らしたり遅らせたりすることが求められているようです。

管理栄養士としても食事・栄養を摂っていただくためには口腔内の状態も大きく関わってくるところではあるため、ある程度の口腔内の観察ができるスキルを身につけることや、口腔ケアの知識・技術の習得もしていかなければならないと思いました。

また、歯科のところでも摂食・嚥下障害に対しての関わりが大きくなってきている為、管理栄養士としても歯科の分野を学ぶことは切っても切り離せないものなのだと感じました。


学術大会の中でセミナー等にも参加しましたが、1日目の入門セミナーで「口腔機能を診る2 〜舌および周辺能力~」講師 吉田光由先生の話がとても面白かったです。

考え方や話のもっていき方も面白く、とても楽しく聞くことができました。

事例として紹介された方で、上下ともフルデンチャーを使用されているが食事が始まると上下とも出してしまい、全く歯がない状態で食べている方がいました。

本人としては食事する上で全く困っていない。

義歯を作り直してより安全に食べていただけるようにと専門職は考える。

ただ、本人は今の状態で十分満足している。

そういった方に対して専門職として、こうすれば絶対に良くなるなど患者様にしっかりと説明し納得いただける知識、技術を身につけることも考えていかなければならないとの話でした。

職種は違えど、自分自身も管理栄養士として対象者の現状の状態を打破できる的確なアドバイス等行える知識や技術をさらに磨いていかなければいけいないと強く感じました!!

アセスメント結果から改善結果へ結びつけることができるような管理栄養士としてこれからも精進していきたいと思います!!



サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

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