食事療養のサポートを現場から発信

15年来の勘違い(^^;

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
11月も後半に差し掛かりすっかり寒くなりました。
ご体調崩されないようお過ごし下さいませ。

今日お伺いしたAさま宅でのお話をご紹介・・
吹田市在住のAさまは心疾患で塩分制限が必要。
はーとの塩分調整食をご利用頂くことになりました。
訪問時にはご本人様はもちろん、ご長男、ご次男様のお嫁様もお二人揃って出迎えて下さいました。
15年まえからワーファリンを服用されています。

ワーファリンとは血液凝固因子であるプロトロンビン等が合成されることを抑制して、血液凝固を起こさせないためのお薬です。わかりやすく言えば、血液をサラサラにしてくれるお薬です。
プロトロンビンができるにはビタミンKが必要で、体内でビタミンKを作るような食べ物を摂取すると、ワーファリンの作用が、全く効かなくなったり、弱くなったりすることがあり注意が必要になります。
代表的なものは「納豆」です。納豆に含まれる納豆菌がビタミンKを作るからです。

はーとのお食事で納豆をお出しすることは無いので、ご自宅での食事で召し上がらないようお伝えします。もちろん、処方される際に薬剤師さんからも注意を受けられるので、ご本人様やご家族様から
「納豆は止めるようにと言われています。」と申告があります。

Aさまは青魚を召し上がるとアレルギーが出るとのことでアレルギー対応をさせて頂くことになり・・

ここでご長男のお嫁様から
『すみません、大豆もダメなんです。』

『えっ!?アレルギー症状が出るのですか??』

『いえ、アレルギーではないのですが、薬の関係で。ワーファリンを飲んでいるので。』

『え~っと、ワーファリンですよね?納豆、クロレラ、青汁は止めてもらわないといけませんが、大豆は問題ないのですが・・』
『そうですよねぇ!私も変だと思ったんですよ!もぉ~お義母さんったら!』

Aさま、この15年間、大豆もダメだと思って召し上がっておられなかったようです(^^;

『お義母さん、厚揚げや豆腐も召し上がってなかったの?』
『いやいや、豆腐や厚揚げはよく炊いてたべてたよ。』
お二人のお嫁様は苦笑いです。

大豆・豆腐・味噌は食べても影響はありません。これらには、ビタミンKを作る菌がいませんから。
ヨーグルトなどの乳酸菌の入ったものももちろん影響はありません。

『私、大豆の煮豆大好きやったのにこの15年間、全然食べてなかったのよ・・』
あらら~(^^;

良かったです(^^)
Aさまの勘違いが解けて。
大豆の濡れ衣も晴れて(^^)

大豆もしっかり召し上がって下さいね(^^)ノ

訪問ではこんなクスッと笑える出来事にも出会います☆


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

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