2012年7月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
梅雨があけて本当に暑いですね。

ある利用者様から検査表が配送員経由で届きました。
今回はどうかな!?とドキドキしながら開けると維持できてました。
よしよし!
慢性腎不全、80歳代、男性、T様。奥様と二人暮らし。
はじめは、厳しい制限をしなくてもよいということで、担当医からの指示で制限がなく普通食の健バラでスタートした方です。
一時期にクレアチニンが上がったことがあり、担当医から制限の指示がでて、栄養コントロール食に切り替え、もう一年以上になります。
一年前は、塩分の多い食品の加工品や汁物の摂取が目立ちましたが、今ではほとんどありません。
そのためクレアチニンも上がる前の数値、1.8~2.0を維持してます。
担当の先生が、病状の変化があった時に直ぐに食事制限の指示を出してくださり、食事療養に取り掛かれたのが現在の病状維持に繋がっていると思います。
また、担当のケアマネージャーさんや訪問看護の看護師さんも協力的でみんなでT様の状態を共有しています。
このような職種間連携は本当に大切だと思います。
そして特に在宅ではこの周りのサポート者の連携というのがその方の在宅生活をいかに長く過ごせるかの鍵になると思います。
まだまだ連携が不十分に感じることもあります。
しっかりと周りの方と連携をして、その方の在宅生活をバックアップしたいです。

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自宅のマンション壁に羽化したばかりのセミがいました。
羽がまだ透明で、すぐ横に抜けガラがありました。
セミは羽化後、短い命だそうです。
思わず「がんばれ!」と言ってしまいました。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。

夏本番!!
連日30度を越える日々。
湿度も高く、体調も崩しやすいので、みなさんも充分に注意してくださいませ。


さて、先日身内(糖尿病と診断あり)より、久しぶりに血液検査の報告メールがきました。
5月
血糖値 159
HbA1c(JDS)6.3
HbA1c(NGSP)6.7

7月
血糖値 158
HbA1c(JDS)5.9
HbA1c(NGSP)6.3

去年9月は、
血糖値190
HbA1c(JDS)9.1
でしたので、
今回の血糖値は高めで気になるところですが、
HbA1cは低下傾向にあり、順調です。

今の食事で他に気をつけることはないか、と質問ありましたので、
今までお伝えしていた内容をフィードバックしました。
①まずは食事は野菜から食べる。糖質から食べると血糖値が下り難くなります。
 ごはんやパン、イモ類、果物など。
 糖質を食べる場合は、なるべく吸収されにくい状態が望ましい。
 ごはんなら、雑穀米や玄米。パンなら、白パンより雑穀パン
②よくかむ
③食後はゆっくりしたいところですが、動く


以上の注意点をお伝えしました。

現在も内服薬はなし。
このまま薬なしで管理していくのを目標にがんばってくださいね!とお伝えしました。

食事療養は、ポイントをおさえて
たのしく、継続的に!!
食事相談に乗るたびに、自分の身も引き締まる思いです(汗)

はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

さて先日、栄養指導先のクリニックで集団栄養指導をさせていただきました。
このクリニックでは、3ヵ月に1回集団栄養指導を開催しているのですが、
私が担当してから初めての開催です。

テーマは「塩麹で腸内健康!」。
少し前からテレビや雑誌で話題になっていた「塩麹」。
気になってはいたものの、使い方がわからない、難しそう…という声もあり
約30名ほどの方に集まっていただきました。
その時にお話しさせていただだいた内容を少し書きたいと思います。

塩麹とは、米麹を塩と水で発酵させた物。
約一晩ほど肉や魚、野菜など素材につけておくだけで
やわらかくなったり、うまみを引き出してくれたりする調味料です。
塩分濃度は12~13%程度。
味噌と同じくらいの塩分です。

素材に入れる塩麹の量は、素材に対して10%程度の量、
つまり、魚や肉1人前が60g程度とすると、
必要な塩麹は小さじ1杯程度です。

塩麹には、植物性乳酸菌が豊富に含まれているので
腸内に生息している腸内細菌の栄養となり
腸内環境を整えてくれます。
腸は、体内で大切な働きを担っていて
食べ物の消化・吸収・合成・排泄だけでなく、
免疫機能も備わっています。
ですから、健康を維持するためにも
腸内環境を整えることは大変重要なのです。

植物性乳酸菌は、腸内環境を整えるために必要なものの一つにすぎません。
他にも、十分な水分、食物繊維、オリゴ糖、ビタミンC
そして適度に運動したり、ストレスと解消することが大切です。

塩麹を使った食生活を取り入れることはもちろん
腸内環境を整えるために、
水分や野菜摂取など、生活を見直してはいかがでしょうか?

腸の働きを良くするだけでなく、
塩よりも少ない塩分で、通常の調理よりもやわらかく、そして美味しく仕上げてくれる塩麹。

是非、塩の変わりの調味料として普段の料理の中に取り入れてみてくださいね!

ただし、使いすぎは塩分とりすぎにつながりますから(小さじ1杯で約0.5g塩分)
使用量には十分ご注意ください!(材料の約10%が目安量です!)

はーと&はあと 管理栄養士
柴田 満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

今年の梅雨は、大雨が降るか、カンカン照りになるか
とメリハリがある梅雨ですよね・・(^^;

昨日から梅雨の中休みのようですが
日差しが強く、かなり日焼けした気がします・・・

先日、ひょっこり顔を見に自宅へ寄ったMさま。

70歳代の糖尿性腎症の男性です。
コントロールはまずまず良好。
それもそのはず、奥さまが熱心に蛋白質の計算をしておられるのです。
はーとの食事は夕飯にご利用され、昼食は奥さまが
病院の指導時に渡された、蛋白質の一覧表を見ながら用意をされています。
そんなMさまのフォローは奥さまの相談相手と
奥さまにわがままなMさまにちょっとお説教をすることになります。

ご長男夫婦と同居されているMさまご夫妻は
忙しいご長男夫婦に代わって
中学生になったお孫さんの食事の用意やお世話をされています。

いつも、Mさまは横目でお孫さんのお弁当
(塾に持っていくようです)を見ながら
『こんなから揚げ、ワシも食べたいわぁ・・』

『よぉ言うわ、お父さん。揚げ物出してるやん』

熱心な奥さまを後目に
あれ食べたい、これ食べたいと仰るMさまです。

そんなMさま夫妻に
こんな風に工夫すれば・・、
これくらいの量、頻度なら・・と話をさせて頂きます。

先日も『チーズたっぷりドリアが食べたい』と。

そこで提案したのが
特殊食品にはなるのですが
低蛋白質のホワイトシチューをご飯の上にかけて
チーズの代わりにマヨネーズをトッピングする・・

我ながらいいアイデア♪

早速試してみますと喜んでくださいました(^^)v

Mさま夫妻は聞いてもらえるだけで安心できるし嬉しいんです。と
言ってくださいます。

Mさまだけに限らず、食事制限が必要になった皆様に
相談に乗ってもらえる、話を聞いてもらえることが嬉しいという声をよく聞かせて頂きます。
ありがたいことです。

こんな喜びの声がたくさん聞けるよう
今日も暑くなりそうですが行ってきます(^^)ノ

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは、北摂管理栄養士の山村です。

毎日、雨でうっとうしい日や暑い日が続きますね~
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今年の7/7七夕は晴れてましたね☆

先日、病院からのご紹介で訪問に行ってきました。
60歳代、女性、糖尿病、高血圧。独居。性格温厚。

先生から血糖値が高いので、食事制限してがんばりなさいと言われたとのこと
です。
いったいどうしたら?というこの女性。
ご主人を亡くされています。以前、食事の支度はすべてご主人がされていて
バランスもよく食事ができていた。おそらく、栄養もしっかり摂取できていたのよ、と
本人様。その頃は血糖値も正常だったということ。

今は自分で用意していて、何を食べていいかわからなくなっている・・・
しかも1人分なので、煮物を作っても何日も同じものを食べている・・・
よくないのはわかっているけどね・・・と。

それから、日頃の食生活を詳しくヒアリングしアドバイス。
この女性は若年でまだまだ料理も作れる方で本人も調理意欲持ってられます。
若年なので、自力で食事療養できるよう段階を踏みお話ししてます。
とりあえず、週1回からやってみますとの事でした。
が、後日、お電話があり週3回利用して勉強したいと意欲満々でした。

配食以外の日の食事のアドバイスを重視しフォローしてます。

病状や年齢、ADL、QOL色々なことを考え一番ベストと考える配食の利用(勉強)と
在宅での暮らしを重視してお話ししています。
状況によってどんどん、提案も変えていってます。

なんとか、病状が重症化せず在宅で暮らしていただけるよう応援する!のが私の
仕事です。在宅にいき暮らしぶりを見る事ができると、その方にあった
食事療養の方法までひらめきます☆
一番、楽しくやりがいのある瞬間です☆

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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