2012年10月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
涼しくなり、風邪が流行っています。
私も風邪を引いてしまいました・・・。
皆さん、うがい・手洗いはしっかりと!

さて、先日、配送員より連絡がありました。
80歳代、男性、独居、糖尿病性腎症、心不全あり。
食事療養のためはーとの栄養コントロール食をご利用ですが、安否確認も必要なY様のことです。

「Y様、昨日の夕食が全く手つかずでした。苦手な献立だったので食欲がわかず、食べれなかったようです。」と。

確かに少し前より、炒め物や揚げ物などの脂っこい物が食べにくくなってきているとご意見をいただいていました。
そのため、週に2回だけは揚げ物などが比較的少ない食種に変更しています。
娘様が泊りでお世話に来られている時は、少し残されることもあったようなのですが、お一人の時はほぼ残されるということはありませんでした。
そのため、こんなことは初めてだということで配送員が連絡をしてくれました。

でも、その日の食事内容が揚げ物ではありませんでした。
「あれ~!?」と思い、念のため、娘様にご連絡。

手つかずで残されていたことと、その日の献立内容を説明。
すると娘様は
「その献立は父があまり好きな献立でないですね」と。
「でも、副菜も全く手つかずだったんですが・・・パンなどは食べられたそうですが・・・」と私。
「そうですよね。一度私からも父に聞いてみます」と娘様がお父様に確認してくださいました。

すると、どうもその日の夕方にお風呂に入られ、その後、気分が悪くなられていたようで、それが原因で食欲がなく、食べることができなかったとのこと。
介助されたヘルパーさんにもしんどい事はおっしゃっていなかったようです。
我慢強いY様。また、とても周りに気を使って下さる方なので、しんどいと言うと迷惑がかかると思われたようです。

このことはケアマネージャーにも報告。
その日は、シャワー浴からお湯をためての入浴に変わった日だったそうです。
体に負担がかかったのでしょう。
次回から入浴方法も変更の予定です。

体調がよくない時は、よくない。今は大丈夫でも、体調が悪かった時は、悪かったと
教えていただくようお願いしました。
とはいっても、なかなか言えないとおっしゃる方もあります。
そんな時は、日々の様子と違う点を察知できるように配送員共々努めていきます!
今回は、配送員が「いつもと違う!」を気づいてくれました。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター 小山です。
10月に突入し、半期が過ぎました。
はーと&はあとでは、社員がそれぞれ個人目標を設定し、
半期毎に目標達成できたか否か振り返り、次の半期に向けて新たな目標設定をしています。
何事にも、動機があって、目標があります。
私の目標は4つあったのですが、
全ての項目で満足のいく結果が出せませんでした・・・。
なぜ、達成できなかったのか、課題は何だったのかをつきつめて、
次の目標を立てています。
「こうしたい!」という思いがあっても、
うまく表現できなかったり、イメージはあっても具体的に目標設定は難しい。
1人では、うまくかたちにならなくても、話あったり相談することで、
解決することがあります。
実際に私自身も、上司と話合ったことで、目標をより具体的に設定することができました。
何がいいたかったかと言うと、
はーと&はあとは、食事療養を目的としています。
「食事療養って?」「具体的に食生活をどう変えたらいい?」と、
意欲はあっても行動に移すまでの目標がわからない方も大勢いらっしゃいます。
そんな時、
はーと&はあとの管理栄養士が目標を設定し、行動へと導きます!
わたしたちの目標は、
「お客様の食生活をサポートし、食事療養のお手伝いをすること」です。
御食事に、不安・不都合を感じられたらいつでもご相談ください。
お待ちしております。

はーと&はあと 管理栄養士 小山 祐子

こんにちは。FFS事業部の柴田です。
さわやかな秋晴れ!今朝は、ランニングをしてきました。
運動するとご飯がおいしい♪
空腹は最高のスパイス★ですね!

さて、先日「認知症患者の嚥下」というテーマの講演を聞きに行ってきました。
認知症患者は徐々に増加しており、2010年で268万人、2012年では300万人になっています。
2030年には600万人(20人に1人!)と言われているそうです。
そして、嚥下困難な方は3~4割程いらっしゃるそうです。

認知症とは、「脳や身体の疾患を原因として記憶・判断力などの障害がおこり、
普通の社会生活が送れなくなった状態」で
アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭葉変性症の4つに分けられますが
その4割程は原因不明といわれています。
それぞれ症状が異なるので、どの認知症かを判断することで、
認知症による食欲不振を改善することができるそうです。

例えば、アルツハイマー型は視空間認知障害があるので
食器の模様や机の模様が気になって食べないことがあります。
その場合、無地の食器に変えてあげたり、模様のないテーブルクロスをひくことで
食べることができる場合があるそうです。
また、レビー小体型の場合、薬に対して過敏になるので
服薬を減らすことで食欲が回復する場合があるそうです。


講演の中で、特に印象的だった事は
認知症患者は完治するものではないので、「治療」するのではなく、「支援」するという考え方が大切だということ。
治療によって患者様本人の機能が改善することを目指すのではなく、
ご本人様を支える周囲の人の意識を変えたり知識を与えることで、サポート環境を整える。
結果、ご本人様の生活をよりよいものにしてほしい、ということでした。


実は口から食べられるのに、食べられなくなったと判断されている方も多いかもしれません。
そういう方を支えるご家族の方のお力になれるよう頑張ります(^_^)/

管理栄養士 柴田満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

キンモクセイの香りが漂う季節になりました♪
毎年書いていますが、キンモクセイの香りで秋を感じます。

先日の栄養指導の話です。
その方は50歳代の男性、タクシードライバーHさんです。
初めて糖尿病と診断されての栄養指導です。
HbA1cは6.4
まだ薬は始めていません。

タクシードライバーさんなので勤務中の食事はどうしても外食が多くなります。
もちろん、愛妻弁当の方もいらっしゃるとは思いますが。
残念ながらHさまは独身・・・

ヒアリングすると、案の定、昼も夜も外食(^^;

「回転ずしにはよく行きます。けど4皿までと決めて、ミニうどんをつけています。」

他にはどんなところへ?

「あとは牛丼屋さんとうどん屋さんを順番に回っています。」

ヘルシーだと思っておられる方が多いのですが
お寿司は塩分の摂りすぎになります。

寿司飯にお酢だけではなく、塩と砂糖が含まれているのです。

その寿司飯に・・
にぎり寿司には醤油をつけて、おいなりさんは甘辛い味の染みた油揚げと一緒に。
と案外塩分が多いのです。そこに野菜不足になるメニューです。

Hさんに限らず、きつねうどんにかやくご飯(炊きこみご飯)のセットメニュー
にぎり寿司とミニうどん・・
関西人(大阪人?)の代表的な食べ方ですね(^^;

そして牛丼。
丼物は麺類と一緒で、早食いになりやすいメニューです。
そして具の汁が十分しみ込んだんご飯を食べるわけですから
塩分過剰になりやすいメニューです。

Hさんも塩分過剰気味ですね。
聞けば、50歳を過ぎて血圧が高くなってきたとか。

塩分の摂りすぎと野菜不足を指摘し、
回転寿司とうどん屋さんは週1回までにすること
牛丼屋さんに行くと牛丼を頼むのではなく、牛皿を頼むこと。
(もちろん、そのお皿に乗っているおかずを白ご飯の上にかけてはいけませんね。)

他は白ご飯と主菜と野菜の副菜がついているメニューを選ぶよう伝えました。
おかずを選べる定食屋さんがあるので紹介しておきました。

なかなか、独身のHさまに自炊が困難なようですが
スーパーのお惣菜や、冷凍野菜を上手に利用し、野菜摂取、緑黄色野菜も取るよう伝えました。
最近はカット野菜の種類も豊富になりましたしね。

「まずはレンジで蒸し野菜や炒め物からでもね。」

「なるほど、なるほど。ちょっと頑張って野菜食べてみます。」
少し、自炊に興味を持ち始めて貰えたようです。

少しでも野菜摂取を意識し、「野菜」から食べること、日常生活の中でこまめに身体を動かすよう伝え、今回は終了。

一か月後に来院してもらい、一か月の話を聞かせてもらう予定です。

お惣菜も外食もたくさん出回っていますが、やはり味付けが濃く塩分過剰になります。
Hさんのレパートリーが増えているといいなぁ・・

しかし、最近は女性だけでなく男性の未婚率も上がっているようですね・・
うちの兄もその仲間ですけど(^^;

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
すっかり秋めいてきました☆1年で一番好きな季節到来です。
仕事もプライベートも楽しみながらがんばります。

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最近の休日は相変わらず、大阪に遊びに行ったり、
自宅近所を友人とランニングしたりしてます。走っているとコスモスが咲いてました。
中学1年生の娘がソフトボール部に入り、試合の応援にもよく行ってます☆
今、一番ソフトボールの応援にはまっています♪♪


先日、ケアマネージャーさんからのご紹介で面談してきて欲しいという女性のもとへ
訪問してきました。

70歳代、女性、独居、抗がん治療中、性格気難しい。
食事制限はないが、最近、しっかり食事が食べれていなく、痩せてきている・・・
という事が心配でケアマネージャーさんからの依頼でお話ししてきました。
この女性から病状の話や、ご家族の話し(近くに娘様家族が在住)を詳しく
お話ししてくださいました。
でも、本人様、食事の事は困ってないので・・・と。全く自分では作れないけど、
近くにスーパーもあるし外食もできるので・・・と。
野菜を摂るよう意識しているとおしゃってましたが、明らかに偏食されているのが
わかりました。
でも、頭ごなしに今の食生活を否定はしないようにしています。現状を受けとめ、
この状態は良くないことを少しづつ、さりげなく、伝えます。
70歳代、プライドも高い女性、否定されるのは嫌なはずです。
なんとか、今の状態から少し変えていくことに納得して頂き、
週2回からご利用される事になりました。
ケアマネージャーさんに報告に行くと、そうですか・・・無理かなと思ってましたけど、
週2回、デイサービスと週2回、はーとさんの食事。まず、4食、ちゃんとした食事が確保できました。
といっていただけました。
なんとか、しっかり食べて頂き抗がん治療に耐えうる体力がつくようサポートしたいです。

高齢者の在宅での暮らしぶりは本当に様々です。
その方にあった提案をするために訪問しています。
今までの、生き様を大切にしながら・・・

在宅にあがり込むって本当に重要な仕事だと確信しています。


はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美