食事療養のサポートを現場から発信

クリニックで指導の後に訪問指導

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

先日TVで季節痛のニュースを見ました

梅雨の時期、台風や梅雨前線などの影響で気圧が変わると、その影響で体にもむくみや神経痛などの変化が現れるようです。この季節だけ起こる現象のため、体の変化や痛みを感じて病院に行って検査をしても異常なし原因不明と診断されてしまうこともあるとか。季節ごとに体にも限定的な変化が現れるものなのですね。

さて、今日は最近クリニックで指導にこられた方の話です。

以前から腎臓を薬でケアされていましたが、ここ数カ月でクレアチニンの数値が高くなり一度指導をうけていただくことになったAさま。

数年前にも栄養指導を受けたことがあるようですが、ここ最近は特に食事を気をつけていたわけではありませんでした。

朝はパン食、奥さまが食事の用意ができないようで、昼はスーパーでガスコンロで加熱すれば食べられるおうどんを買って来られて、夕食は宅食 をとられています。

指導日の前日にDrから腎臓食のサンプルを持ってきてほしいと依頼を受け、当日は用意した栄養コントロール食の塩分・蛋白質調整食を見てもらいながら指導をさせていただくことに。

「Aさん、宅食は塩分制限されてないですよね」

「そうです。なので献立見て塩分の少ない日を食べるようにしています」

と、見せてもらった献立表に印をしてある日の塩分を確認すると3.2g、3.1g。3.5gや3.9gの日は×をしてありました。たしかに塩分の少ない日を選んでいますが、どちらにしても1食としては摂りすぎ。しかもお昼は毎日おうどんを食べられていて総摂取量もオーバーです

「Aさん、塩分は1食2g以下を目安にしないと腎臓の負担が軽減できません

あと、主菜の量もこの食事ぐらい少なめにしていく必要がありますよ」と栄コンをフードモデルとして説明。腎臓ケアの必要性と気をつけてほしい食品をお伝えすると、Aさんから

「もう宅食は来週でやめようと思っていたので、これを持ってきてください。しかし昼夕ともこの食事は費用的に負担があるので夕食だけお願いしたい。でも昼は家内が作れないから自分で用意するので簡単なものを教えてほしい」と相談をうけたところで指導時間の30分が終了

「Aさん、続きはご自宅で奥様と一緒に指導させてもらいますわ。週明けの月曜日ご自宅にいらっしゃいますか。」ということで、訪問指導にお伺いしました。奥様と一緒に面談したところ、作れないのではなく、作っても自分が好きなものを勝手に食べるのでAさんの好きなようにさせていることが判明。ご自身の分は各自で自炊するスタイルのようです。お昼も配食を食べられた方が体にはよいですが、費用的なことも考え、お昼には腎臓病用のレトルト商品や低塩のカップ麺などを購入して食べてもらうことになりました。

指導の後、きょうの健康を購入されていて「特集が腎臓病」

「私はステージ4なんですね、もうかなり弱ってることがわかりました」と体をケアする意識もでてこられようです。

次は体によい変化がでてくるようサポートしていきます。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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