食事療養のサポートを現場から発信

制限があってもしっかり食べる

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

暖かくなってきましたね。バイク移動も少しは楽になってきました。

さて、今日はそんなバイク移動で50分かけてお伺いしたY様(娘様と二人暮らし、80代女性、自立、腎臓病)のお話です。

相談をお聞きすると、心臓病と腎臓病をお持ちで、塩分と蛋白質を制限しないととの認識はお持ちでした。

以前はご自身で低タンパク米などを購入されて食事療養に取り組まれていたようですが、

続かずまた全部は食べきれず賞味期限切れのものがご自宅に残っていました。

 

娘様がいろいろ調べられて訪問前にパンフレットお送りしていた経緯から、

訪問の前日に往診に来られた先生にはーとの食事箋を見せられ、どの食種がいいか指示をもらっておられました。

17番、塩分蛋白質調整食の指示です。

(いつもは訪問時にこちらで決めることが多い食種ですが、先生から指示をいただいていると助かりますし嬉しいことです。

 療養への意識がみられます。)

 

Y様『制限があるからあまり食べるとダメ!』という意識が強く、夕食はご飯のおかず一品の時や、おうどんだけの軽食にされていました。

体に毒(尿素窒素)が溜まりやすい腎臓病の方は毒を取り除くため、増やさないためにもしっかりカロリーをとらないといけないことを説明。もちろん蛋白質は控えないとダメですが...

それでも、心臓病の持病もあり、体重が増えて入院することが一番怖くて食べ過ぎないよう太らないようにと気を付けないと・・・

不安を示されます。

 

今の食事量で摂りすぎになることはなく、むしろ足りないぐらいですよ。しっかり食べてください。とお話ししました。

 

訪問の後、往診の先生とも面談でき、食種の確認と訪問指導内容をお伝させていただきました。

先生からも「よろしく頼むわ」とお願いされ、しっかり食べてもらって療養できるようサポートさせていただきます。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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