食事療養のサポートを現場から発信

丸め込まれちゃったわ!

こんにちは。東京管理栄養士の六波羅です。

前回の雪から1週間も待たず、再び雪模様の東京・立川です。
子供の頃、あれほど嬉しかった雪が、今や頭痛のタネ。
つまらないオトナになっちゃったもんです(苦笑)

1月は、たくさんのお宅に訪問したひと月となりました。
配食利用に至る背景も、ご要望も、お人柄も十人十色。
毎度毎度が新鮮です。

そんな中、ご自宅に伺った利用者さまは、
肝臓の疾患により、たんぱく質制限が必要です。
12月下旬に利用開始になりましたが、
食事に対する満足度を上げたいという希望がとっても強い!
したがって、当社へのご要望もとっても多い!!
当然のことです。食事は生活を潤わせるもの。
自宅に訪問して、お話を伺うことにしました。
コピー用紙を束にして持ち込み、いざ面談スタートです。
・・・束のコピー用紙??
実は、この利用者さま、中途で聴力をなくした方で、
筆談が必須なのです。

中途で聴力がなくなり聞こえないのですが、お話は普通にできます。
『青魚が食べられなくてね・・・』
『無理して食べなくてもよいですよ。マグロの赤身とか、白身魚を食べましょう。
たんぱく質を制限することも大事ですが、
肝臓を修復するためにも減らしすぎはダメなんです』
私が書いて、お客様がおしゃべりで返答するという
不思議な会話が延々と続き、
コピー用紙の束が、私のなぐり書きで埋まっていきます。
使用した紙は両面使用し、8枚にもなりました。

面談が終わり、帰宅しようとする私に、
『本当は配食を止めるつもりで呼んだのに、丸め込まれちゃったわ!』
と言い、笑って見送ってくださいました。
ポジティブ思考の私は、褒めていただいたのだと解釈しています(笑)。


東京 管理栄養士  六波羅 美幸

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