食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

先日新規訪問させて頂いたお客様のお話です。

K様、82歳男性。今年1月に奥様が認知症の為施設に入所されてからは独り暮らしをされています。

糖尿病を患っているにも関わらず日々の食事はうどん中心。たまに近所に住む息子様が惣菜を買って来られる程度で食事療養は全くと言っていい程出来ていません。

見かねたケアマネージャー、訪問看護師が配食の導入を進め、利用に至りました。

初回面談では実際の食事を持参し説明させて頂きました。とてもにこやかにお話され、召し上がり方などの説明も納得頂けたようでした。しかし、二回目のお届けの後に「こんなもの食べられるか!」と叱りを受けました。

すぐに訪問し状況を確認すると、どうも温めずにそのまま召し上がった為、ご飯が硬く感じられ不快な思いをされたようでした。

改めて説明しようとするも「もう、いい!」と聞いてはもらえませんでした。

面談し、一見納得頂けたように思い込み、ご不明な点に耳を傾けていなかったのかも。慣れるまでは確かに分かり辛いですよね。申し訳なく思いました。

ただ、うちの配食を使わなくても日々、「うどん中心の食事」では食事に偏りが見られ糖尿病の悪化だけでなく低栄養の心配が出てきます。

せめて、他社でもいいので何か利用されることを切に願い、ケアマネージャーには「これなら大丈夫!」という他社のお弁当、特殊食品の説明をさせてもらいました。

初めのサービスには不安がつきものです。お客様の不安や不都合を敏感に感じる配慮が足りなかったと反省した一日でした。

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

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