食事療養のサポートを現場から発信

長岡京市訪問介護事業所研修会

こんにちは。季節以上に暖かい日も増え、少しずつ春を感じつつある日々ですが、寒暖の差が激しいのが難点です。

さて、今日は2月13日に開催された「長岡京市訪問介護事業所研修会」での勉強会のご報告です。

現場で訪問介護に従事されている皆様のスキルアップとして年1回長岡京市の地域包括支援センターが開催されている研修会です。毎回テーマが異なるようですが今年は栄養について

テーマは「高齢者の食事と病気の関係について」ということで、はーと&はあとに講師のご依頼をいただきました。

本来でしたら長岡京市担当の相山さんが講師担当するところなのですが、あいにくその日はクリニックの栄養指導の日と重なり、代理で私、島田が講師を務めさせていただきました。

内容をすべてはお伝えできませんが、昔から高齢者に多い症状としてみられる、脱水や便秘について、そして最近話題の廃用性症群や低栄養についての基本的なお話から、生活習慣病の方の調理に従事される方が多いことから糖尿食や減塩食の作り方など、項目が幅広く、いただいていた講師時間をかなり超過してしまいました。。。

以下は事前にいただいていた質問の一覧です。

1.病気で服薬している場合、食べてはいけない食品、望ましくない食品の再確認のためにも話をして欲しい。

2.よくグレープフルーツは服薬していると食べてはいけないとか良く言われるが他にもよくないものがあるのか。

3.服薬時は水がよいのか。

4.高齢者の低栄養状態を早期に見つける観察ポイントや注意すべき点について。

5.糖尿病の食事について。

6.糖尿病の方が増えているが調理するにあたって、どのようなことを気をつけていたら良いか聞かせて欲しい。

7.減塩食について。

8.塩分制限がある方への調理で気をつける点、例えば塩分の目安などをどうやって判断したら良いか。

9.食事に制限のある人の食事を飽きさせずに長く続けていくコツは。

10.食欲がない、食べたくないと言われた場合、どんなものを勧めたら食べることに興味を持ってもらえるか。

11.栄養指導をされる中でその指導内容を在宅で継続してもらうために、どのような声かけをされているのか。

12.特定用食品について。

13.血液をサラサラにする食品とは。

14.便通がよくなる食事について。

15.栄養を効率良く摂取でき食材の組み合わせとその調理例が知りたい。

16.訪問時間内に冷蔵庫であるもので手早く作れるメニューについて。

17.ひとつの食材で通常作っている(カレー、シチュー、肉じゃが等)以外のメニューを教えて欲しい。例として、キャベツ、じゃが芋、玉ねぎ、人参。

現場でのお困りごとのすべてのベストな回答を提示できたとは思えませんが、少しでも明日から実践できるアイデアを提供できていれば幸いです。

今回、講師のご依頼をいただいたことで、大変貴重な経験をさせていただました。

長岡京市東地域包括支援センターご担当の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

P.S

まったくブログネタとは関係ありませんが、自然食のカフェでのランチメニューです。健康を伝える役としてたまには健康な食事も摂らないと!

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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