食事療養のサポートを現場から発信

体重管理と活動量の確保で減量中

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

今年の梅雨はあまり雨に当たらないと思っていたら梅雨らしい湿気が到来してきました。日差しがきつくない分外出は楽ですが、雨だとカッパを着たり脱いだりに時間がかかるので大変です。

曇り空でも紫外線対策が必要な季節、日焼け止めクリームは必須ですが気を付けたいのがSPF表示。最近はメーカーさんが頑張られてSPF50の商品ばかりです。(昔は25とか35とかもありましたが)

SPFってよくわからないと思い調べてみると、紫外線が肌に当たって炎症が起こるまでの時間を遅らせてくれる働きがあるようでSPF1で時間にして約20分程度。つまりSPF50だと、20分×50なので1000分=16.6時間は大丈夫ということ。なるほど16時間も安心なんだと思いきや、20分程度の外出ならSPF1でもSPF50でも効果は同じです。しかもSPF50を配合するためにはかなりきつめの成分などを配合しないと駄目でそれ自体が肌ダメージの原因になることも。紫外線ダメージは防げても肌ダメージはでてしまうことも。短時間の外出程度ならSPFが低めのものを、1日中スポーツやレジャーを楽しむときはSPFが強めのものをと目的によってプランニングすることが大切なようです。

前置きが長くなりました

さて、今日は退院後のカロリー管理に配食をプランさせていただくことになったH様のお話です。

最初の面談は4月末GW前でした。ご家族や関係機関の方々を含めた退院時カンファに参加しての面談でした。

H様(70代、女性、軽度認知症あり)のご主人は今も現役で週3回働かれていて、息子様家族と二世帯住居のため、夜はご家族お揃いですが日中はお一人になる時間が多い生活を送られていました。横になって間食習慣があり体重が79kgになって自立歩行が難しくなり、入院で管理。入院中の制限食で75kgまで体重が落ちたところで退院時期となりカンファ開催となりました。

まだ歩行は支えが必要でリハビリが必要だけど負荷はあまりかけられないので徐々に観察しながら行っていくこと。DSとSS(ショートステイ)を利用しながら本人の活動量を上げつつご家族の介護負担軽減を図ること。自宅での食事はカロリー調整された配食を利用すること。朝はお嫁様に用意いただく事でバランスを整えてもらう事(朝食の献立例も提案しました)を計画してGW明けから在宅ケアプランがスタートしました。

病院ではなんとか食べられていた食事も自宅に戻られるとリセットされ配食は食べずに好きな物に手が伸びてしまう心配もありましたが、ご家族、ヘルパーさん、デイのスタッフさんがこまめに声掛けサポートしていただき配食も完食、お菓子も控えて頂き、先日ご様子をお聞きしたらさらに体重が減って70kgになられたと喜びの声をケアマネジャーさんから頂きました。

(ケアマネジャーさんのところにもご家族からわざわざお休みの日にお礼の電話がかかってきたそうです)

一カ月で4kgは落ちすぎな感もありますが、カロリーの管理ができていること、リハビリ効果で移乗なども徐々にスムーズになられて活動量が増えてきていることが相乗効果としてでているのだろうとお伝えして、これからはタイミングを見てカロリー制限を緩めて活動量を確保しつつ緩やかな減量を目指していくことでプラン作成していくこととなりました。

まだ、退院して一カ月ちょっと、ずっとH様が在宅で安心して生活していくためにも上手にプランニングしていきたいと思います。

よりよいプランを建てれるように学会でスキルを勉強してきます。

ご興味ある方はご参加ください。

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はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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