2017年7月アーカイブ

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

熱中症で死亡されるニュースが増えてきましたね。毎年のことですが、お子さんや高齢者はちょっとした時間でも熱中症の対策を怠ると重大なことになってしまいます。水分と塩分補給、さらに温度管理も気を付けないといけませんね。

最近は当社の配送員も経口補水液を片手に出発します。

(メーカーさんからいただいたサンプルが沢山あってよかったです。熱中症や脱水を見守る配送員が水分補給を忘れてダウンしてしまっては大変です。お互いに補給に心がけながらまだまだ長い夏を乗り切ってほしいです)

さて、在宅食生活サポート事業部では主に在宅での食生活の負担や不都合の解消に、また食事療養のお役立てに個人宅への配食を行っていますが、実は施設にもお持ちしております。

最近は透析施設にお持ちする数が増え(ありがたいことです)透析施設ではーと&はあとのことを知っていただき「美味しかったので、透析に行かない時は自宅にもほしい」とご依頼を受け新たにご利用いただく方もおられます。

年間での透析導入件数はここ数年は下降傾向ですが、透析治療年数は年々医療の進歩で延びている為、透析患者数は増えている状況です。透析治療の安定には塩分・リン・カリウムなどを調整しながらの体重管理が大切ですが、特に夏場は水分管理が大変です。通常は水分800mlぐらいに制限されている透析の方が多いですが、汗をかくと水分出納バランスが崩れてしまい体調や血圧にも影響ができます。そんなときはDrと相談して適切な水分補給が必要ですが、日ごろ水分の摂りすぎをうるさく言われている透析患者様は摂りすぎてはダメととらずに我慢してしまうこともあります。

水分制限があるからとってはダメではなく、適切にとる指導(Drとの連携や、水分以外の塩分管理も必要)力や状態変化の気づきが大切です。(とても難しいですが)

最近利用をスタートされたM様からの、「透析を始めてひと月ぐらいで今のところは変わりなく順調にいっている様子だが、一生これを続けないといけないと思うと気が少し重い」との不安の一言を配送員がキャッチしてきました。

不安を一気に解消することは難しいかもしれませんが、少しずつでも思いを共有して不安を解消できる声かけなどを配送員と連携して行っていきたいと思います。

うざく.JPG

25日の土用の丑の日、少しでも精をつけてもらえればと、副菜にうざくをご用意しました。調理師さんがうなぎを天盛にしてくれたので、存在感ありました。右下のカップに入った副菜です!

(蒲焼を提供できたらいいのですが、最近のうなぎは高いですね・・・)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。

はじめに、九州北部豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。           

 

この間、講師としてヘルパーステーションの研修会に参加してきました。

前回はバランスの良い食事(糖尿病食)について。

今回は、食中毒、水分補給について話してきました。

前回で私の事を覚えて下さっていた方もいて、質疑応答交えながらの研修会となりました。

食中毒は年間通して注意が必要ですが、夏場、食欲が低下し、免疫力の落ちた利用者様は特に気をつけないといけません。細菌が原因となる食中毒は夏場(6月〜8)に多く発生しています。

食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(20〜℃)で活発に増殖します。食事を常温放置しないことは、食中毒を防ぐ第一歩と言えます。

近年増加している「アニサキス」という寄生虫、ご存知ですか?

アニサキスは鯖や秋刀魚等、魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉にも移動すると言われています。

加熱60℃以上、マイナス20℃以下24時間以上で死滅します。

食中毒防止の三原則は、皆様知っておられる通り、、

①菌をつけない

②菌を増やさない

③やっつける

まず菌をつけない為には、一にも二にも、予防は手洗いからと言えます。

手洗いのタイミングも注意が必要です。

◆調理を始める前

◆トイレに行ったり鼻をかんだりした後

◆おむつ交換したり、動物に触れた後

◆生の肉や魚、卵などを取り扱う前後

                                                  etc...

加熱は中心温度751分加熱。ノロウィルスは851分加熱です。

調理業務に携わっていた時は、中心温度計を使用しておりましたが、ご家庭では中心部までしっかり火が通っているか確認してから食べるようにして下さいね。

 

研修会、後半は水分補給の話をしました。先週から猛烈な暑さになり、全国でも熱中症で救急搬送のニュースが連日報道されていますね。

喉が渇いてからでは遅いです!

こまめな水分補給を!

研修会では基本的な事をおさらい

FullSizeR.jpg 研修会1.jpg FullSizeR.jpg研修会3.jpg

はあとの利用者様も、脱水の危険性がある方がいらっしゃいます。

配達時、配送員から、水分補給、室温のチェック、声かけをしています!

どうぞ、皆様お気をつけ下さい。

FullSizeR.jpg研修会2.jpg

管理栄養士 徳山 沙紀子

こんにちは 京都 管理栄養士 相山です。

  

今日、朝のニュースで関東、東海も梅雨明けしたとのニュースを聞き、朝からテンションあがっております。

いよいよカラッとした夏本番になるのだなあと!

   

そんな今日、72歳 男性 独居のご自宅に初回面談に行ってきました。

かかりつけ医の病院で、いきなり一度検査入院したほうがいいのではないか?と言われ、わけもわからずとりあえず入院してみた。とくに、痛くもかゆくも腫れもなく症状がないから自分は病人ではない!

入院して、初めて腎臓が悪いと告げられまだ受け入れはできていないと元気にお話されました。

    

教育入院で栄養指導もあり、そこではーとを紹介してもらったとのことで電話をいただきました。

腎臓の食事ってむずかしんだな~退院して、なにを食べたらいいのかだめなのかもわからなくって・・・

男で一つで娘を育ててきて、食事も家事もなんでもできる!でも、配食サービスに頼ってみると。

しばらく暑いので、昼食・夕食おまかせください!

涼しくなったら、昼は配食と同じ味付け・分量でご自身で用意しましょう!とお話してきました。

    

カリウムのお話も病院で受けてこられていましたが、朝に果物50%、野菜汁50%のジュースを飲んでおられました。

弊社で、一般のジュースと比較してカリウムを95%カットしたりんごジュース、野菜ジュースがあるのでオススメし購入されることとなりました。 

腎機能数値が維持できるように全力でサポートしたいと思います。

  IMG_5924.JPG  

糖質控えめ、厚揚げの納豆ピザ作ってみました。なかなかおいしかったです。

     

はーと&はあと 管理栄養士 相山 華菜

こんにちは。

サロン管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

暑いですね~!

暑くなると、アイスが食べたくなりますよね!?

利用者様からの声もあり、

7/10~12日のおやつ時に、利用者様と一緒にパフェ作りをしました~!

フルーチェ、コーンフレーク、アイス、バナナ、ミカン缶、カステラ、生クリームを

皆さんで作り、各自で盛り付けました。

咀嚼困難な方には、コーンフレークは抜かし、その分はカステラで対応しました。

作業を3つの工程に分け、お手伝いしていただきました。

1つ目のテーブルでは、フルーチェ作り。

男性陣を中心にお願いしました。

ボールに入れて、牛乳を入れて混ぜ、カップに分け分け...

そのカップにコーンフレークを分けてもらいました。

男性陣は、不慣れながら、一生懸命にお手伝い。

「こんなんは、女性の仕事や~」など言いながら、

上手に作業してくださいました!

2つ目のテーブルでは、カステラを切る工程を。

やや介護度の高い方を中心にお手伝いしていただきました。

カステラの紙をはがしたり、6等分に切ったり、

人数分のお皿に分けたり...。

わずかな作業ですが、皆さん上手にしてくださいました!

3つ目のテーブルでは、バナナ切り、ミカンの用意、

そしてそれを人数分に分ける作業を。

こちらは、要支援の方を中心に、お手伝いしていただきました。

バナナの切り方は?こんな風に切ったらきれいかなあ?など

色々と意見がでました。

さすが皆さん、包丁さばきもお手の物。

もう終わり?と、まだまだやり足りない様子でした。

材料がそろうと、各自で盛り付けです!

各々、アイス、生クリーム、チョコソースなど・・・

仕上がりは、こんな感じです(^_-)-☆

IMG_3891.JPG

たくさんの利用者様においしい~!と言っていただき

とてもうれしかったです☆

3日間行ったのですが、

私たちの段取りも、利用者様の動きも

徐々にレベルアップしていました(^^)/

このようなおやつ作りも、私たちスタッフが手を貸せば

すぐにできることも多いのですが、

なるべく利用者様に参加していただき、

それを生活リハビリの一環としてしていただければと

思っています。

麻痺があって、包丁はできひん とおっしゃる方もいましたが

スタッフがお手伝いしながら、

ご自身のできる方法で、できることをやってみること、

そして、できたことを自信につなげることができればいいなと

思っています。

次回のおやつレクでは、リハビリスタッフとも打ち合わせを強化して

誰に、どんなことをしていだだくか、リハビリ計画と関連付けて

実施していきたいと思います(^^)/

サロン管理栄養士 兼 介護職員

柴田満里子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

そろそろ梅雨明けでしょうか・・・暑すぎます。

皆、皆さま、どうぞ熱中症にはお気を付け下さいませ。

先日のある一日の1件目の相談は・・・

言語聴覚士さんからの相談です。現在胃瘻をしておられる60代の男性Sさま。胃瘻で300kcal×4本の1日1200kcalを摂取しています。

そのうちの300kcal分をそろそろ経口からの摂取を検討中。そのために300kcalが確保できる食事の用意と奥様へのフォローをして欲しい。脳梗塞の後遺症で嚥下機能が低下されたようですが、言語聴覚士さんの訪問で機能訓練を頑張った成果です。

ものすごい口から食べるのを心待ちにしていたSさま。

言語聴覚士さん、主治医の先生、担当のケアマネージャーさんと私が集合。主治医の先生も偶然?栄養指導先のクリニックの先生でした。

『大都さん来てるなら、僕居なくていいねぇ』と言われましたが(^^;

そんなこと無い無い!

TaBeLu+ソフトを温め、奥様が用意したお粥をとっても美味しく完食!!

今週から週1回の経口摂取の許可がおり、本人さまは大満足。

やっぱり口から食べるって嬉しいですよね。

と次の訪問先へ・・・

今度は食欲不振のIさま。こちらも言語聴覚士さんからの相談です。

あれもこれも食べない・・・で、1ヶ月で2.7kgの減少。

痩せすぎです。先月のアルブミン値3.7

この体重の減少では更に下がっていると思われる。

奥様の食事もほとんど食べない。

『ひきだし』の中から商品知識と応用を引っ張り出して・・・

提案する補助食品にも首を横にしか振らない・・・

1件目との真逆。まったく食べる意欲がない・・・

よくよく、Iさまの行動を見ていると、冷蔵庫の扉を何度も開け閉め・・・

冷蔵庫の中に処方されたエンシュアがびっしり。

奥様が飲むときに冷えてた方が飲みやすかろう・・と冷やしているのです。

うん?その光景が気に入らないのでは?

とご本人様に『それだけ冷蔵庫の中にあったら嫌にもなりますよね・・・』と声をかけるとヒット!

奥様に早速、冷蔵庫には3~4本ぐらいにするよう提案。

他にも、奥様はご本人さまに食べるものがあれば続けて出す・・というパターンが食事記録から判明。

どうも、それもご本人様さまにとっては嫌だったようです。

奥様としては「これなら食べてくれたし、今日も・・」という想いだったと思うのですが。

奥様の問い掛けにもほぼ、声を出さずにジェスチャー。

「しゃべらないと舌も飲み込む力も衰えちゃいますよ。」としっかり会話をするよう伝えて、その日の訪問終了。

何品かの補助食品のサンプルを持参して再訪問予定です。

帰りには玄関までIさまも笑顔で送り出してくれました。

良かった、ちょっとは信頼してもらえたかな(^^;

さて、今日もALSの女性宅へ訪問デス。

ワタクシの『ひきだし』もっと中身を充実させないと(^^;

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美