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食物繊維の上手な取り方は

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士島田です。

桜開花の便りが届いている地域もあるようですが、寒の戻りでまだまだ冬着はしまえませんね。

さて、先日、栄養士会の研修でもち麦の美味しい食べ方を教えてもらいました。

最近、スーパーやコンビニのお惣菜でもよくみる「押し麦」ですが、腸内環境を整える働きがある腸内細菌のえさになる食物繊維が豊富です。

日本人の食生活は食物繊維不足といわれていますが、実は国の調査では野菜からとっている食物繊維の量は昔に比べてあまり減っていません(微減はしているのですが、TVや広告で煽られるほどは減っていないのです)

では、どの食品からの食物繊維量が減っているかというと穀物・豆からの摂取減少が減っているのです。それが全体の繊維不足の要因だとのこと。1955年の調査の時に比べると現在では約8g程度、穀類・豆由来の食物繊維摂取量が減っているようです。精米技術や、たんぱく質源が、豆から肉・魚へとシフトしているのも要因でしょう。

そして、特に不足しているのが水溶性の食物繊維!水溶性と不溶性の食物繊維の摂取バランスは1:2が理想のようですが、その水溶性食物繊維の不足量は、男性で3.1g・女性で2.5g(ちなみに、不溶性の不足量は、男性で2.1g・女性で1.2g)不溶性も推奨量に比べると不足しているのですが、より不足しているのが水溶性の食物繊維!

その水溶性の食物繊維は穀物やワカメ・昆布などの豊富に含まれて、100gあたりでもっとも多いのが『もち麦』です(含有量は100gあたり7.3g)

食品成分表に記載のある「押し麦」の100gあたり6.0gよりも多い繊維を含んでいる、そんな「もち麦」を上手に摂れるレシピを沢山教えていただました。

もち麦.JPG

詳しくは、マルヤナギで検索してそちらのホームページを参考にしてください。(ヘルシーブログでもレシピ登場するかもしれませんよ)

スープもち麦も試食できて美味しかったです。同じグループの年輩の方は「結構噛まないと飲み込めないから、勧めづらいね・・・」と試食後の感想をこぼされていました。(先輩、それ咀嚼力が弱っているだけです!)

サンプルでもらった、もち麦を食べて腸内美人になろうと思います。

下の写真はそんなに繊維はとれない、韓国料理

鶏タッカンマリ鍋.JPG

こちらも味は絶品でしたが、こういう料理を食べた次の日は、『もち麦』推しですね!

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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